Scribble at 2024-05-29 22:11:36 Last modified: unmodified
上司に「無能」や「給料泥棒」などパワーハラスメントにあたるメッセージを送ったとして、奈良県は28日、中和土木事務所に所属していた男性主査(49)を減給10分の1(2カ月)の懲戒処分とした。県によると、部下から上司へのパワハラ事案での懲戒処分は初めて。
ふつう「パワー・ハラスメント」というものは、権力を持っている方が優劣を利用して行うハラスメントのことなので、部下が上司を侮蔑することをパワハラと言うのは間違いだと思う。ただ、そういうのはとりあえず些事であって、この事例はハラスメントだとか差別というものについて、特定の人間関係や特定の状況だけのことだと思いこんではいけないという教訓になっていることが重要だ。珍しく僕が社会学の著作から学んだこととして、差別というものは誰にでも、どういう状況でも起きる可能性がある。よって、部下が上司にハラスメントしたり、女性が男性を性的に虐待したり、幼児が老人を差別する場合だってあろう。それから、もちろん僕らはいま中東で、長らくジェノサイドの被害者ヅラしてきた国がジェノサイドを実行しているという悲惨な事例を眺めているわけだ。