2018年08月07日に初出の投稿

Last modified: 2018-08-07

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高齢者医療確保法基本法令集〈平成20年版〉

昨日、古書店から手に入れて到着した。翌年度にも改定されているのだが、そちらはアマゾンに出品されていなかったので、ひとまず法令が施行された当時の資料として求めている。実際、e-Gov などで現行法の条文を見ていただくとはっきりするが、附則で分かるように法令が施行された2008年以降も法令は何度もアップデートされていて、ウィキペディアのように法令が施行された当時の内容で記述が殆ど止まってしまっているようでは不十分だから、丁寧に改定した箇所を確認しながら現状の内容にまで到達するようトレースしたい。

なお、本書は「高齢者の医療の確保に関する法律」と関連法規をまとめた資料集なのだが(したがって著者の「まえがき」とか「あとがき」の類が一切ない。もちろん著者は厚生労働省のグループだとは思う)、2008年版と2009年版が出た切りで、その後はどこの出版社からも取り上げられていない。それから、冒頭に制度の解説があるのだが、その内容は『新たな高齢者医療制度―高齢者の医療の確保に関する法律(概説と新旧対照表)』と殆ど同じである。したがって、実務よりの内容で『後期高齢者医療制度担当者ハンドブック―制度の解説と事務処理の概要』という大部の本もあるが、制度の解説だけに絞った本としては土佐さんの『高齢者の医療の確保に関する法律の解説』(2008) が400ページ以上にわたる記述でびっしりと埋まっているため、対象とする条文がアップデートされているので内容に古いところがあるという点を差し引くと、土佐さんの本が現在でも決定版の解説書ということになる。アマゾンで古本が2万円以上もするのは分かる(定価は 5,000 円弱)。

それにしても、オンラインであれこれと後期高齢者医療制度を批評している人の文章が、たいてい2008年に施行されてから1年か2年くらいまでの法令に関する内容で止まってしまっており、この法律を廃止すると息巻いていた民主党も、2009年に与党となったにも関わらず制度を廃止できなかったことからして、冷静に眺めてみればそれなりに必要な制度だと判断されたからではないのか。下記のページでも分かるように、2010年頃までせっせと制度を批判していた『赤旗』ですら法令が施行されて3年も経てば殆ど話題にしなくなっている。

http://www.jcp.or.jp/akahata/keyword/062_inc.html

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