Scribble at 2022-08-18 12:43:59 Last modified: 2022-08-18 12:45:14

読売新聞の記事によれば、文部科学省は理工系分野に「女子枠」を創設するよう各大学などに促しているそうだ。文科省によると、21年度は大学で女性が理工系を専攻する割合は7%と男性の28%よりも低い水準だったそうだ。同省は理工系専攻の女子学生が少ない現状を変えたいことから、2023年度入学の大学入試からこうした枠の創設を求めているという(読売新聞)。

理工系学部に「女子枠」、文科省が創設促す

久しぶりに Slashdot ならぬスラドへアクセスしているのだが、上記の記事などを見るに、僕としてはそういう問題じゃないだろうと言いたい。もういまどき、「女に三角関数は不要」みたいなことを考えたり言ってる40代以下の人なんて少数派だと思うよ。理工系の学部に女性が不足しているのは、これまでの偏りという経緯があったからで(文・理の区別だけで言えば、男性でも理数系に進学する人が少ないのは、やはり授業料が高いからでもあろう)、これからは性別に関係なく高等教育を不安なしに受けさせるためのサポートこそが必要なんじゃないかと思う。お金という最大の憂いがなく行けるなら、性別に関係なく行きたいと思う学部へ進学することだろう。そこではじめて、本人や周りに「女は」といった刷り込みがないかどうかを確かめて、残滓と呼ぶべきものがあれば対処すればいいのではないか。

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