Scribble at 2022-10-17 16:32:18 Last modified: 2022-10-18 14:29:49

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まったく馬鹿げた話だ。アメリカ大統領の中間選挙を控えて、このところ MAGA republicans についての話題が再び持ち上がっているようだけど、他にも Twitter では #fakeChristian というタグで保守派のクリスチャンが二枚舌であるという批判のツイートがあれこれと投じられている。

ちなみに "MAGA republicans" の "MAGA" は、前トランプ大統領が掲げた "Make America Great Again" というスローガンを支持する人々のことだが、問題は必ずしも彼らが共和党の政策に整合する意見を持っているとも限らないということだ。過去にも、いわゆる Tea Party Movement と呼ばれる活動を支持していた人々が政府の課税政策へ抗議活動を展開したけれど、いつのまにかポピュリストやリバタリアンの宣伝にも利用されていったのと似ている。そして、MAGA republicans の象徴的なふるまいがアメリカの議会への乱入事件だったわけで、保守だろうと革新だろうと民主的なプロセスの場である議会を踏みにじったことによって、MAGA republicans はアンチ民主主義者(つまりファシスト)であるとの指摘も受ける。それゆえ、マイク・ハッカビーが被害妄想のように喚くとおり、MAGA republicans はテロリスト要員として目を付けられかねないというわけなのだろう。

でも、それがいったいどうしたの? 実際に議会へ乱入したんだから、本当のことじゃん。日本でも、まともな民族派の右翼団体は公安からマークされてるわけで、予防されるべき活動の是非はともかく、マークされてること自体は認めてよいことではないの。「国家を転覆させかねない? 上等じゃねーか」というわけだ。それくらいの気概がなくて、何が右翼だ。なにが MAGA だと思うね。

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