Scribble at 2022-10-05 13:44:06 Last modified: unmodified

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ただ、この1年で利用者の行動に変化も出てきた。徳田教授によると、エスカレーターの右側を空ける慣習が定着している中、右側に立ち止まって利用する人が増えたり、急いでいる人がエスカレーターを利用せずに階段を駆け上がるようになったりしたという。

エスカレーター条例1年、変化した「歩かない利用者」…右側で立ち止まる人も増える

まったくの余談だが、このアホみたいな余白って海外のメディアにもあって広告のコードがわざと作るんだろうけど、バカ丸出しだから、こういう嫌がらせは止めたほうがいいと思うね。

ともあれ、エスカレータを駆け上がる人々をどうするかという話は、条例まで作った自治体があるとは知らなかったが、あまり効果はないらしい。記事では「急いでいる人がエスカレーターを利用せずに階段を駆け上がるようになったりした」と報じているけれど、そもそも急ぐ人は可能な限り速く上がれる方法を選ぼうとするからこそ、階段を駆け上がるのではなくエスカレータを駆け上がろうとするわけだよね。動かない階段を登るよりも、動いてる階段(エスカレータとはそういうものだと思われている)を登る方が更に速いのだから。したがって、しばしばエスカレータについては「急ぐ人は階段を使えばいいのだ」と言う人がいるのだけれど、急ぐからこそ彼らはエスカレータを駆け上がるのだという事実を理解しておかないといけない。

大阪では東京とは違ってエスカレータの右側に立つ習慣があるのだが、僕は可能な限り左に立つようにもしている。「これがスタンダードなふるまいである」というパフォーマンスでもあるし、エスカレータを駆け上がったり駆け下りたりする人々への牽制でもある。場合によっては、左を通ろうとして咳払いやゴチャゴチャと言う連中に、東京から出張で訪れたサラリーマンのふりをして「えっ、大阪は右に立つの?」みたいなフリをすることもある。しかし、こういうことを個々にやっていてもトラブルが増えるだけで行政的なスケールでの効果はわずかであろう。結局、かような場合は一人しか立てない幅の狭いエスカレータだけを設置するように規制したり、エスカレータの仕組みを変えて市松模様のように左右を入れ替えながら、どちらか片側はそもそも立てないような形状にしてしまえばいい。穴を空けるのは危険だから、表層に出ているときだけ中央から突起が 50cm ほど出るような仕掛けがいいだろう。道徳を理解しない生物には、そういう機械的な「制御」が望ましく、相手を人間とみなす必要はない。

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