Scribble at 2023-01-22 08:52:53 Last modified: 2023-01-23 09:33:48

「週刊文春」が紙のみならずネットでも発信力を増し、「文春オンライン」は独自のスクープを連発し、広く読まれている。対して、部数が落ち込んでいる新聞社系の週刊誌は、堅実で、良くも悪くも無難な記事が多く、かつての納豆ダイエットのスクープのようなインパクトが見られない。こうした編集方針こそが、存在感を薄めている要因ではないだろうか。

老舗週刊誌「週刊朝日」が休刊 新聞社系雑誌の休刊ドミノが始まる?

雑誌のタイトルを一重の引用符で囲んでるところをみると小学生の作文だろうと思うが(書名や雑誌名を日本語では二重引用符で囲むことなど、中学の国語で習う筈だ)、出版・報道の業界で経験を積むどころか国文学科の学位、いや卒業文集や夏休みの読書感想文を書く以外で文章を手掛けたことすらないであろう、素人が「メディア」と称してデタラメなものを書いているのが、かようなクズどもの実態だ。

でも、通俗週刊誌なんてイエロー・マガジンは、こういうクズどもが適当に書いてオンラインでバラ撒いてるような代物と、実は内容や価値なんて大差ないということが分かったってだけじゃないのかな。だって、この手の週刊誌を読んでないと、投票するための政策判断とか、企業経営とか、子供の子育てとか、大学受験とか、科学哲学の研究とか、あるいは自宅で髭を剃るのでもいいけど、そういうことに何か重大なリスクが生じるの? こんなもん、この宇宙にあってもなくてもどうだっていいじゃん。それはウェブの無数にある「メディア」にも言えるけど、やれ新聞系だなんだと自分たちで勝手に権威や情報源だと騙っていながら、その実は何十年にもわたってどうでもいいことを「情報」とか「報道」と称して撒き散らしてきた三流のチンドン屋に過ぎなかったというだけだろう。つまりは、『週刊朝日』が休刊になることが問題なのではなくて、他の同じ程度にクズみたいな週刊誌がいまだに何十万部と読まれ続けている日本の民度こそが問題なのだよ。

よって、僕はこういう雑誌が続々と休刊や廃刊となるのは結構なことだと思うし、それと同時にウェブのメディアもしょせんはクズなんだから、何十年か遅れるだろうとは思うけど、同じく事業として成立しなくなって続々と廃業することを望んでいる。世の中において不要な事業というのは、しばしばギャンブルとか風俗とかがそれだと言われてるけど、僕はそういう「社会的に正しい」(つまりは論点先取の)観点だけで要不要を言うのは馬鹿げていると思う。非難しやすい事業だけを目の敵にして不要だと叫ぶのは、はっきり言って学級委員とか規律委員をやってる小学生みたいなものだ。

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