Scribble at 2023-04-14 17:30:11 Last modified: 2023-04-16 00:14:45

久しぶりに会社から徒歩で自宅まで帰ってきた。中之島公園を歩いて横断するのは、何年ぶりだろうか。大阪市中央公会堂のあたりは工事を続けていて、東側の道路が閉鎖されていた。あのあたりは堺筋までの道路が「こども本の森」という図書館の建設に伴って遊歩道となったけれど、あいかわらず子供の姿は殆ど見かけない。そこを南側の川沿いに沿って抜けると、中之島のバラ園に出て、更に進むと中之島の東端となる。そこからは天神橋へ上がって土佐堀通へ出て、今日は花月書房という古本屋を覗いてから南へ直進した。この船場一帯は、相変わらず僕から見ると活気のない、少しずつマンションが建設されて、住人がいるのかいないのかも分からない住宅街となりつつある。

正直なところ、会社と自宅を歩いて行き来するようになってから少しずつ感じていたことなのだが、歩くにも眺めるにも面白みのない、建築家や地元の人々が言うほど魅力はないと思う。一部の好事家は明治時代の貴重な産卵シーン・・・じゃなくて建物を話題にしたりするし、それはそれでイトゥビルのように興味深い建物もあるけれど、しょせんはそれだけのことであろう。人は建物だけで生きるわけにはいかないし、建物だけが土地や風情の全てではない。

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