Scribble at 2023-07-30 14:02:13 Last modified: 2023-07-30 14:06:29

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BPY at first glance might look like the classic hypertext technique, in which the author of a link creates context with the link label. A classic example would be a link to a policitians site labeled “biggest idiot ever.” However this is clearly the author becoming visible and stating their own opinion. BPY is all about stating the user’s opinion.

Button Pushes You

これまでなら会社概要のページへ遷移するボタンには、「会社概要」とか、あるいは軟弱青少年が好んで使う「わたしたちについて」みたいな表現が盛んに採用されていた。でも最近は、目的語をレイブルに使わず、あまり会社概要のページへリンクしたボタンには事例がないと思うのだが、たとえば「見てみて」とか「触って触って」みたいな、安物のキャバクラでねーちゃんが発するような言葉を使うのが、マーケティング屋と一緒に仕事をしているフロントエンド・デザイナーの流行らしい。もちろん「何を」触るのかによってお会計の金額が変わるので、おねーちゃんは決して目的語は口にしないというわけである。

こういう話を書くと、やはり「それはあんたが男だからだ」というフェミニストの突っ込みが入りそうだが、しょせんビジュアル・デザインの流行とか原則を考えたり流行らせたり指示しているのは男性である。よって、先ほども新聞記事に絡んでネット・サービスの多くはアダルト・サイトのノウハウを活用していると書いたのだが、良い悪いの話ではなく歴史的な事実としてそうなっているというだけのことだ。それを、「女性の視点」だとか「女の考え方」なんてものにオリジナリティや正当性が本当にあるのかどうかは知らないが、何かのインパクトがあるというなら、実際に考案するなり実装するなりして見せていただきたい。少なくとも、WWW だとか DNS とかスタイルシートの木構造というモデルまで「男の発想」だとして斥けたり相対化するような仕組みを世に広めるというわけでもないなら、実際にサイトやサービスを作ってみせれば良いだけの話である(ネットワークを作り替えるような大事が必要でないなら、ページを作ればいいだけのことだからだ)。先ほどの記事でも書いたが、世の中に新しくアイデアやビジネスを投入するには、既存の規制や障害はあって当然であり、それが慣習的なものであれ「男のルール」であれ、全て消し去ってもらうというお膳立てがなければ何もできないようでは、フェミニズムに社会を変える力などない。

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