Scribble at 2025-02-10 10:07:56 Last modified: 2025-02-10 10:09:36
さきほどから少し考えたのだが、弊社もリモート・ワークを正式に導入してから5年となり、大半の帳票・記録の類もデジタル化・オンライン化してきていることでもあるし、以前も書いたアイデアではあるが、そもそも冊子体というフォーマットが時代錯誤と言ってもいい状況になってきている。もちろん、こんなていどで DX などと考えているわけではないにしても、マネジメント・システムの実務責任者である Chief Privacy Officer の使命は「きれいきれいな冊子」を作ることではなく、適正な運用ルールを社内に実装して情報のよりよい取り扱い(それが個人情報の本人の権益を保護しつつ情報を利用することに寄与する)を現に行うことであるからして、そのために有効かつ必要ならやるべきことは何でもやるのが権限を与えられている実務責任者の職務というものだ。社内規程の文書を紙へ印刷して綴じることを想定して文書を作ることなど、物事の本質でもなんでもない。
こういうわけで、一つのアイデアとしては考えただけではあったが、社内規程を HTML 文書として作成することを検討してみようと思っている。もちろん、プライバシーマークの更新審査で第一段階に当たる「文書審査」では、規程の内容をページ数で参照することもあるため、HTML 文書のように文書全体の意味を除けば「ページ」に分割するという概念が(印刷する場合を除けば)ないドキュメントがどのように扱われるのかという疑問はある。でも、そこは「第何条第何項」といった指示の仕方でいいような気もする。
ということで、Photoshop で「版面」をデザインしていく方法と、HTML としてデザインしていく方法を検討している。もちろん、版面として冊子体にした規程を社内では HTML としてリリースしたり展開するという両方の distribution を選択してもいい。