Scribble at 2025-10-24 08:32:28 Last modified: unmodified
The retirement is scheduled for December 31, 2026. After this, there won't be any more security fixes, updates, or technical support from Microsoft. "This change is part of our ongoing commitment to modernizing productivity experiences and focusing on cloud-first solutions," the company said
プライベートなサーバにインストールして、ブラウザ上で動作する Office Suite のサーバがあるとは知らなかった。これが廃盤となるらしく、これまで自社のサーバ室に置いた環境で Office Suite を社内へ提供してきた企業は、そのままブラウザ上で動作する Office を使い続けるなら、Microsoft 365 の Web 版に移行するのが順当なのだろう。でも、情報セキュリティの観点では、スタンドアロンなアプリケーションを個々の社員が勝手に導入できてしまうプランへ移行するのは困る。もちろん Web 版でも編集済みのファイルをローカル・マシンへダウンロードできてしまうのだから、情報の散逸なり盗難のリスクはあるが、デスクトップ・アプリケーションを勝手に使われると、ローカルとクラウドのどちらが正しくて最新の情報を含むのかという完全性(情報セキュリティの "CIA triad")の問題も生じる。
結局、色々なプランや動作環境を Microsoft 365 というサブスクへまとめたいのだろうけど、Salesforce や Google Workspace などのようにブラウザあるいは API だけで利用する仕様へと集約できないのが中途半端なところだ。僕は、実はマイクロソフトのこういう指向は DX という理由から言って必ずしも間違っていないと思うのだが、いきなり Web 版だけというのは難しいのだろう。
いや本当に Web 版だけになれば、Microsoft のアカウントを大切に運用することに注意するていどで安全に大量のファイルを色々な端末で扱えるようになるし、Windows だ macOS だ Linux だというプラットフォームの違いを気にしなくてよくなれば、いよいよ社員の業務用パソコンで採用する標準の OS を Linux にして、皮肉なことだが Windows を使わずに済むと期待できる。正直、会社員が Windows のパソコンを使ってる理由って、Microsoft Office を使う必要があるからにすぎないんだよね。それ以外のマイナーなアプリケーションなんて大抵の会社にとっては他のアプリケーションに置き換えても良い、どうでもいいようなものが大半なのであって、これまで Linux マシンを業務用のパソコンとして採用できなかったのは Linux 版の Microsoft Office がなかったからだ。Microsoft Office がブラウザ上で動く Web 版に統一されたら、同じ仕様のブラウザさえ動けばいいのだから、OS が macOS だろうと RedHat だろうとなんでもいいことになる。もちろん、99.99% のサラリーマンは Linux のマシンに触れたことすらないだろうから、それなりに訓練は必要なのだけど、Windows ですら我々に言わせればカスみたいな知識や経験しかないのだから、同じ程度に Linux の知識や経験を与えるだけなら簡単である。要は、やる気があるかどかなので、胸ぐらつか・・・もとい、丁寧に研修を行うのがよいのだろう。中途社員やロートルは、たぶんこれから Linux を使えと言っても、できるできないの差が大きいので、退職して出ていくのを待つ他にない。ただ、多くの中小企業は環境の変化についていけない無能を何年も雇用して経営なり事業を継続できるほど潤沢な財務や有利な間接金融の条件をもっているわけではない。
な? だから採用や人事のマネジメントが駄目だと、会社を殺すことが多いんだよ。