Scribble at 2023-04-19 17:02:47 Last modified: 2023-04-19 23:45:30

さきほど会社から帰宅する途中で立ち寄ろうとしたら、店が無くなってしまっていた。その場で調べたら、こういうページが見つかった。先月で閉めていたようだ。これで、恐らく肥後橋周辺には書店が全く無くなってしまったことになるのだろう。確かに10分ほど北に歩いたらアヴァンザのジュンク堂があるけれど、正直なところ大阪駅を利用しているわけでもない勤め人が、わざわざ肥後橋から 1km 近くも歩いて行くかという気もする。これで、フェスティバル・ホールや DELFONICS の店や色々な博物館は周辺にあるものの、一つの見方では肥後橋は「文化的な砂漠」と言っていい土地になるのだ。

そもそもフェスティバル・タワーが建つ際に、僕は東西のどちらかに大型書店が入るものと期待していたのだ。文教堂の、どちらかといえば小規模な店舗だけがタワーではなく地下のフェスティバル・プラザへ入ったのだが、何もないよりはいいし、実際に機会があれば足を向けて本や文具を購入していた。けれど、やはり周囲は大企業や上場企業が多いために、ここ数年で率先してテレワークが導入されたために客足が減ったというのが致命的だったのだろう。

ただし、新型コロナウイルス感染症が蔓延する前は盛況だったのかというと、そうでもなかった。これは、淀屋橋の Odona に入っている文教堂にも言えることなのだが、品揃えがアンマッチだったり、立地の問題も大きいような気がする。