Scribble at 2023-04-19 13:04:39 Last modified: 2023-04-19 13:05:46

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Carlo Milanesi 氏の Beginning Rust: Get Started with Rust 2021 Edition (2021) を改めて調べてみると、ペーパーバックが7,200円とあって、これはちょっと躊躇してしまうな。このところ急激に洋書の値段が上がっていて、確かに一時的に為替が大きく動いたので分からなくもなかったのだが、最も高い150円くらいの頃から130円半ばまで円高になったのに、元の価格帯にぜんぜん戻らない。アマゾンでも、だいたい技術書は7,000円前後が相場となっていて、もうこれは個人が単なる好奇心で買える値段ではないと思う。Programming Rust が9,000円とか、入門書の値段じゃないよな。なので、仕事で利用するツールや技術の本は買う(できれば会社に稟議を出して買ってもらう)のが当たり前だと思うけれど、個人や学生が趣味的に学んだり知見を広めるというのであれば、それなりに別の経路を考えた方がいいのだろう。もちろん、オンラインで有益なリソースや MOOC のサービスがあればいいけれど、英語で読めるという前提はあろう。

ペーパーバックで7,000円なんてのは、僕がオアゾの丸善で電話帳のような Programming Python, 3rd edn. (Mark Lutz, O'Reilly, 2006) を買ったときの値段だ。それがいまでは200ページや300ページたらずの入門書でも同じような値段になってしまっている。現在は、洋書を手にするのに船で何ヵ月もかかるといった、いま朝ドラでやってるような状況にはないが、コストという点では或る種の disadvantage があるとも言える。平均給与が日本のエンジニアの2倍はあるアメリカの物価を基準にして販売されているのだから仕方がないと言えば言える。いまや電子書籍で読めるのだから、日本のエンジニアの給与に合わせて日本のアマゾンやオライリー・ジャパンで販売したら、アメリカのエンジニアも日本のアマゾンのアカウントを取得したり、あるいはオライリー・ジャパンにアカウントを作って、日本の値段で電子書籍を買うに決まっているからだ。

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