Scribble at 2022-02-13 21:25:31 Last modified: unmodified

Amazon Prime を利用し始めてから半年は経過する。いまのところ送料無料で新刊本をたまに購入したり、毎月父親に渡している『将棋世界』も無料で届けてもらっている。また、Amazon Prime で配信されている映画なども観ることはあるし、たまに Prime の特典で読める電子書籍を眺めることもあって、月額500円だけの値打ちはあると思う。

ただ、古本を古書店なりセドラーから購入する場合は、Amazon Prime の恩恵は殆どない。本がなんでも無料で配送されると思ったら大間違いなので、Amazon Prime の会員になるかどうかを検討していて古本を買う頻度が高い方は、注意すべきだろう。Amazon Prime 会員なら送料が無料になるという古本もあるにはあるが、そういう古書店は送料が無料でも本体価格で他の出品者と同じていどの請求金額になるよう調整している。よって、送料が無料でも有料でも古本は殆ど違いはない。

それから古本について加えておくと、「翌日発送」と書いている古書店や出品者の大半は、「入金確認してから翌日発送」という意味で書いているので、入金確認そのものが何日か後になるため、実際の発送日は注文してから数日後になる。さらに酷いところになると、発送する日までは「2月12日から2月14日までに到着」などと表示しておいて、実際に発送する日が2月11日だったりすると、普通の宅配で四万十市や習志野なんていう辺境の地から大阪まで1日で届くわけがないので、発送した日に「2月14日から2月17日までに到着」などと、到着日を後ろ倒しに更新することが多いため、最初に表示される到着日は全く参考にならない(特に海外の業者になると2週間くらいの誤差がある)。

もちろん、翌日に読まなければならない事情なんて大半の人間にはない。たとえば秒単位で生死に関わる情報のやりとりが必要なアメリカ合衆国空軍や中米の麻薬テロリストなら、必要な情報を本で、しかも佐川急便に送ってもらうなどという〈実務〉ではなかろう。よって、注文した本が3日後に届こうと1週間後に届こうと、数日の違いに目くじらを立ててもしょうがない。寧ろ宅配業者やバイトの運び屋を痛めつけ、逆切れされて荷物を河川敷から投棄される方が困るだろう。予定日より何週間も遅れたら問題はあろうが、もし特定の日に本がなくてはいけないという特別な事情があるなら、そういう人は自分の足で本を買いに行くべきだ。それができないなら、何の事情かはともかく他人任せのロジスティクスを前提に確実な見込みもない予定や約束などするものではないのだ。(大企業のように、失敗した後で下請けを絞り上げるなんて八つ当たりの道具でもあれば別だが。)

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