Scribble at 2022-10-18 09:36:22 Last modified: 2022-10-18 09:40:28

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(1)一定の通園バスに、幼児等の置き去りを防止するための装置の設置を義務付けること(2)装置の設置・維持管理に要する費用等を全額国が補助すること(3)子育て支援を担う職員の配置基準の引上げや処遇改善を行うこと(4)幼児等の安全の確保に関する指針の策定など多面的な対策をする――ことを、政府に行わせる措置として主に定めています。

子どもの命を守るため 「通園バス置き去り防止法案」を提出

さきほど国会中継で、認定こども園の通園バスで子供が置き去りにされないための法案を野党が出したとの話があって、表面的にはずいぶんと矮小な話に思えるのだが、実際に法案を眺めると通常の小学校で運用している通学バスも含めて相当な数の施設で安全装置の配備と定期的な点検にコストと工数を要求する、それなりに影響の大きな法案であることが分かった。

法案の名称は、「通園バスの車内における幼児等置き去りによる事故の防止その他の認定こども園等における幼児等の安全の確保のための措置等に関する法律案」と、かなり特殊な事項についてだけ扱っているように見えるのだけれど、実際には小学校の低学年までの大半の子供を受け入れている教育機関や養護施設で運用されているバスに該当する法案だ。

ただ、幼児や児童の安全という観点からは、安全装置を導入する以前に実務として名簿なり点呼なりという確認の手順が運用されていてしかるべきだと思うのだが、これを全国の広範な施設に求めるということは、要するに幼稚園や小学校や保育所では点呼どころか誰がいまバスに乗っていて、誰が本来は乗っているべきなのかという予実管理すらもともとやってないということなのだろう。

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