Scribble at 2023-02-22 14:00:10 Last modified: unmodified

剃刀に関心をもつと、あたりまえだが日本では岐阜県関市について知ることが多くなる。そして、改めて岐阜県の地図を眺めてみると、色々と知らなかったことがあるので驚くことも多い。まず、岐阜県の中心部は実際には名古屋の中心部から 30km ていどしか離れていない、岐阜県の南端に位置している。したがって、岐阜県の中央から北部にかけて9割くらいは山林地域であり、有名な飛騨や高山といった町は地図の上では北部の飛び地みたいなところにある。なるほど、なにか災害が起きて道路が塞がれると孤立するのも分かる。大阪市内だと、橋が一か所や二か所くらい工事中だとか道路が幾つか封鎖されているくらいで特定の場所に行けなくなるなんてことはないが、こういう地域だと死活問題である。

行政機関は、もちろん地図の平面上で区域の中央になくてはいけないなんていう決まりはないし、そんなことに合理性などない。仮に、それを細分化した区域での人口密度という重みで計算した直したとしても、人口密度が最も高い区域にあるべきだという理屈すら、幾つかの理由で怪しいものである。したがって、岐阜県の市街地(関市も岐阜県の県庁所在地からは 15km ほど北東にあるわけだが)がこれほど極端に区域の南端にあるのは意外だったが、特にそれだけのことで良し悪しを語るべきものでもないのだろう。まぁ、こういうことを言い出したら、例えば奈良県も大半の人が住んでるのは北部の一画だけと言っていいし、自治体の区域にまんべんなく人が住んでるところなんてないわけだが。ああ、でも人口が少なすぎて数字の上だけなら「まんべんなく人が住んでるところ」はあるかもしれないな。島根とか徳島とかだと、どこでもあんまり人口密度に差はないんじゃないか。

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