Scribble at 2024-02-29 20:15:34 Last modified: 2024-03-01 07:19:50

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これは、或る本に掲載されている遺跡の分布図なのだが、長原遺跡が40番だと書かれているので、この地図を睨んでいたのだが、「40」の文字を見つけるのに30秒くらいかかってしまった。よく、文字の視認性について、ウェブでは serif vs. sans-serif に有意な差はないという実験結果があったように記憶しているけれど、印刷物ではそうはいかない。経年劣化どころか、印刷された当初からの品質という原因によって、文字の一部にインクが乗らなかったり、色々な接触(対面の紙やインク、あるいは本を読んでいるときに文字を指でなぞる癖がある人もいる)によって、インクが落ちてしまうこともあるからだ。

この場合、明朝体であまりにも細い字体だと、こうして「4」が「1」のようになってしまう。全ての書籍で、これを理由にゴシック体を採用するべきだとは思わないにしても、やはり小さい文字で表記する単純な記号や数字においては、線が掠れると他の文字に誤解されるというリスクがあるため、ゴシック体を採用するのが望ましいと思う。

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