Scribble at 2022-06-11 09:35:24 Last modified: 2022-06-11 09:39:49

後任は米Microsoft コーポレートバイスプレジデントでMicrosoft Asia プレジデントのAhmed Jamil Mazhari氏が兼務する。なお、役員人事は後日開催予定の取締役会で正式決定する予定だという。

日本マイクロソフトの吉田社長が退任へ

Microsoft の日本法人って、会社そのものにもぜんぜんインパクトがないんだけど、社長の印象は更に薄い。そもそも、日本法人は官公庁案件で IBM などを競合とする IT ゼネコンであり、B2B にしか視野が開いていない印象がある。社員の多くは「出入り業者」向けのセミナーとかに登壇するのが関の山で、ぜんぜん一般のメディアに登場しないし、しょせんはローカライズと出先営業の会社という印象があるため、技術的な期待も全くない。それこそ技術者なら MSDN のドキュメントと Microsoft Research の論文を英語で読んでりゃいいだけだろう。僕が LiteStep や geoShell などの互換シェルを使っていた頃も、参照するドキュメントとして日本のマイクロソフトが独自に公表したものなんて、ただの1ページもなかった。

日本法人の社長と言えば、ここ数年だと、本人には不本意なことだろうが、あの日本人離れした風貌の平野拓也氏がマスコミ的な興味本位の話題となっていただけで、会社やサービスについて殆ど彼は貢献していないだろう。実際には彼は日本法人の社長として4年しか働いておらず、その間に何か劇的な実績を上げたなんて話は全く聞かない。まさしく日本法人の顔として席を埋めていただけのように思う。

僕が日本法人の社長として僅かに名前を憶えているのは、せいぜい古川享氏くらいだ。英語が苦手だったというが、それでも後には Microsoft の vice president にまでなったというから大したものである。長らく日本法人や Microsoft にいたためか、いつ日本法人をやめたのかも知らなかった。

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