Scribble at 2022-02-07 08:55:18 Last modified: 2022-02-07 09:04:13

NHK の番組、特に報道とか『あさイチ』のようなワイドショーを観ていると、何か報道機関なりテレビ局としての正統な慣習とかノウハウでもなかろうに、何かこう画一的というか形骸化してるなと感じることが多い。

その筆頭が、何年かおきに流行する「~ですよね」とか「~というかたちで」といった、民放のアナウンサーやリポーターが多用する語尾や関係代名詞に影響されやすいということだ。視聴者が望んでいるかのごとく、民放で流行りだすと数か月もすれば NHK のアナウンサーも(それゆえ台本を書いているであろう人材も)感化されるらしい。

また、NHK を観ていて意味不明な現象として目立つのが、「浮き彫り」という表現を報道番組で必ず使うという内規があるかのように、ニューズ番組では毎日誰かが必ず口にしている。NHK で原稿を書いている部署の人材は、そんなに伝統工芸が好きなのか。あと、NHK に限った話ではないが、たかだか「対策」とか「方法」とか「工夫」と言えばいいものを、なんでもかんでも「戦略」と言いたがるのは何なのだろう。

それから、経済にかかわる話題を扱うときに、必ずと言っていいほど市井の様子と称して取材に行くのが、練馬に本社がある「アキダイ」というスーパーだ。どうやら NHK だけでなく他の民放番組でも取材に行く機会が多いらしく、なんで「アキダイ」でばかり取材するのかという記事が書かれているほどだ。しかし、その記事を読むと理由は意外でもなんでもなかった。要するに、(1) 取材を断らない、(2) 取材費を求めない、という便利な取材相手だからであり、報道機関(の下請けの制作会社)の手抜きが原因である。

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