Scribble at 2022-08-03 10:15:43 Last modified: 2022-08-03 10:17:23

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本年度中に、業務として開発したり制作したコードやファイルを GitHub から全て取り下げる予定にしている。理由は幾つかあるが、納品物のアーカイブやバックアップとしては会社で契約している Dropbox の方が安全であること(GitHub と Visual Studio Code、あるいは GitHub と GitHub Desktop のように、開発環境と直にリンクしないため、フォルダを共有でもしない限り情報漏洩する危険が少ない)が一つ。そして、GitHub に限らず「リポジトリ」という概念が不要であることがもう一つ。職業上の何らかの節度みたいなものとして他人と協業する可能性を排除していてはいけないということでリポジトリという概念に従ってきたのだが、正直なところそれは今後もないと思う。これも理由は幾つかあると思うが、たぶん僕にはもうエンジニアの部下はつかないので、コードの開発やウェブ・ページの制作は単独で続ける可能性が高いことに加えて、GitHub、なかんずく Git というツールをまともなレベルで使える人が、外注だろうと社内にいたコーダだろうと実際のところ殆どいないという事実からも決断した。実質的にソース・コードを共有する場所というていどの意味しかないなら、Git どころか CVS 全般を使う意味などない。

もちろん、昔から言われていることとして、単独で作業するエンジニアが視野狭窄に陥ったり、自己流の開発手法から抜け出せないとか、いきなり他人と協業するときにうまくいかないとか、色々なリスクがあるのも承知している。しかし、その一方で数多くの(もちろん有能な)フリーで活動している技術者が、特定の会社に所属していないことで下らない習慣から逃れられているという利点もある。誰がいちいち報告する文書に「拝承」なんて書いたり、当社には同姓が三人いるから俺のことは「(**)」と書かなければ無礼にあたるとか、そんなことを決めたりするものか。アホらしい。

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