Scribble at 2022-10-10 09:47:28 Last modified: unmodified

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一斉に働くと短期的には仕事の効率はいいが、やがて皆疲れて動けなくなる。卵の世話など中断できない仕事が滞って、コロニー全体の維持に影響する。働かないアリがいれば、疲れて休んでいるアリに代わって働ける。長谷川さんは、働かないアリは緊急事態に出動する「待機要員」と推測、「目先の効率だけを追い求めすぎると、その集団は早く滅ぶ」と指摘する。

2割の働かないアリ、無駄な存在ではなかった…ある程度いる方がコロニーやや長く存続

こういう記事を書いて、またぞろ多くの人が企業経営や「社会」全般の話に濫用したりバズってくれることを期待してるんだろうけど、もうこんな話に一喜一憂するのが非科学的だというリテラシーくらい、ちゃんと中学までに教えたほうがいいと思う。科学に限らず全ての学問では、たった一つの事例や実験で何かが決定的に立証されたり反証されるなんてことはありえない。或る理論について、一つの実験が反例になることはありえても、しょせん100%を保証する理論がありえない以上は、その反例だって理論が最初から想定しているアノマリーの一つに過ぎないという可能性があるからだ。

それに、いくら事業が100年続くと言われても、たいていの企業経営者は数か月どころか来月の支払いのことしか頭にないのが実情だろう。2割も無能や予備人員を雇い続けるなんて、せいぜい株式市場からのお小遣いで経営できる上場企業くらいのものだと考えるのではないか。

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