Scribble at 2023-10-03 09:15:48 Last modified: 2023-10-03 09:19:12
Stable Diffusion で生成 AI の画像を出力するためには、動作させる環境を整えることが最初に必要となる。いまではオンライン・サービスで出力できるから、まず Stable Diffusion でなくとも生成 AI でどういう画像が出力できるのかというサンプルとして、Microsoft Image Creator が手っ取り早いだろう。なお、このサービスは Bing に Microsoft アカウントでサイン・インしている必要がある。
・Microsoft Image Creator https://www.bing.com/images/create?FORM=GENILP
ただし、Microsoft のサービスは DALL·E("L" と "E" の間はハイフンなのか、それとも極端にツメた中黒なのか、いまいち分かりにくいので、公式サイトのテキストをペーストしている。化けても関知しない)という深層学習モデルを使っていてテキストのエンコーダも異なるため、Stable Diffusion と全く同じように使えるわけではないが、text2img という生成の手順は掴めるだろう。
なお、Stable Diffusion を利用したオンラインの無料サービスというのは、いちおう検索すると色々なサイトで提供されているが、僕はお勧めしない。理由は幾つかあるが、まず Stable Diffusion に限らず画像の生成にはそれなりのマシンパワーが必要であり、何のマネタイズ・プランもない個人や企業が無償で提供出来るほど安い運用コストではない。それゆえ、ベースのモデルをトレーニングして制作しているクリエイターは、自分のパソコンのスペックでは限界があるため、GCP や AWS のコンピューティング・サービスを利用していて、その費用を捻出したり補うために寄付を募ったりしているのである。なので、そういうコスト感覚もなしに個人や中小企業がオンラインの生成 AI サービスを無償で提供するなどというのは、およそ考えにくく、何らかのインチキがあると思って良い。いざ出力するときにユーザ登録(個人情報の提供)が必要となったり、何らかのバーター取引が求められる可能性はある。
そして更に酷い場合は、画像を生成するボタンとウイルスを仕込むダウンロードのボタンとが連携している場合もある。
test.jpg .exe(全角のスペースを使っている)
こんなファイル名だと、冒頭でスクリーンショットを掲載したように、ファイルのダウンロード画面には先頭のファイル名しか表示されないので、気づかなければ JPEG ファイルだと思ってしまう人もいるだろう(ピリオドやアンダースコアを使っても気づかれにくい)。そして、エクスプローラで拡張子を表示しない設定になっていると、ダウンロードしたファイルに ".jpg" という拡張子が付いているので(拡張子は見えないはずだが)、それを見てみようとクリックしたら、そこでおしまいである。