2022年05月12日に初出の投稿

Last modified: 2022-05-12

If WordPress wants to maintain its market share or better yet, grow it, it’ll have to get its act together. That means it should focus on the performance of these sites across the spectrums of site speed and SEO. The Full Site Editing project is simply taking far too long. That’s causing the rest of the platform to lag behind current web trends. Without a drastic change in this approach I think WordPress will continue to lose market share for the next few years.

WordPress’ market share is shrinking

正直、CMS なんてなくてもあらゆるコンテンツを制御できる開発スキルがあるわれわれのようなプロの技術者にとっては、こんな市場がどうなろうと知ったことではない。それに、仕事の道具としてみても、WordPress が明日にでも放棄されようと次に使える道具をすぐに習得するだけだ。

逆に、WordPress がシェアを伸ばしてきた理由の一つは、いま述べたように学習コストが低いという点にもあると思う。そもそも PHP というプログラミング言語からしてウェブ・ページの動的な表示をするために生み出された「テンプレート言語」なのだから、ウェブ・ページの制作実務と相性がいいのは当然なのだ。そして、WordPress は更にテーマの制作を簡単にするための便利なユーザ関数をたくさん用意しているし、データをハンドリングする特殊な関数を覚えるのが面倒なら、WP_Query のように generic なリソースをオブジェクトとして呼び出してから view なり controller で好きに料理するという実装も簡単である。これに対して Movable Type などのシェアを極端に落とした CMS では、Perl というレガシーなプラットフォームを採用していたという事情もあるが、しょせんウェブ・ページへ表示するデータさえ用意できれば、あとはどうとでも料理すればいいという体裁を整えられなかった(Movable Type はプログラミング言語を使っていても、それは管理側の話であり、ページの表示要素を動的に呼び出してレスポンスしているわけではない)のが衰退の一つの原因だろう。僕が当サイトでも「管理画面としての WordPress」というフレーズで語っているように、もし WordPress という CMS を放棄しても、PHP が使えるプログラマであれば、データベースから記事のデータを取り出して同じウェブ・ページを出力するコードを簡単に書ける。そういう意味で、実は WordPress を道具として使っているユーザには Movable Type の技術者と比べてイージーなプラットフォームでも仕事ができる半端なデザイナーやコーダーも多いが、CMS なんてなくてもいいという僕らのようなレベルのエンジニアも多いのである。そういう、プロの技術者が望んでいるツールとしての CMS というニーズがあるにもかかわらず、Movable Type の提供元は「CMS 運用のスキル=技術者としてのスキル=低レベルの開発者」だと誤解したところに決定的な敗因があると思う。

現に、いまさら純生氏のような人物を取り上げても仕方のないことだが、彼らのような Movable Type のプラグインを開発できる人々がいないと Movable Type のユーザは何もできなかったわけだが、WordPress のユーザの多くはプラグインを開発している人々よりも寧ろ技術者として有能であったりする。当然、こうやって自力で CMS を開発して記事を書いてる僕も含めてな。

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