Scribble at 2024-10-26 09:11:36 Last modified: unmodified
日本のように、こういうメディアも存在しなければ、学会発表でも殆どこういうプレゼンテーションをやろうとしない文化的な辺境国家では受け止め方が違うのかもしれないが、僕はこういうプレゼンテーションの仕方に学術研究の成果を啓発したり普及する力が本当にあるんだろうかという疑問がある。もちろん、個々のプレゼンテーションについて、プロのデザイナーとして未熟さを指摘することはできるが、それだけではなく、当サイトでは何度か取り上げているように、visualization そのものとか、あるいは思考実験というアイデアについても、たとえば形式的にはモデル理論とか視覚心理学とか色々な分野の知見も使って議論できるし考えてしかるべきだろうと思うのだが、なかなかこれを真面目なテーマとして取り上げる人はいない。もちろん、プロパーだとこういう話題はメタ的な余技として捉えられがちだし、発表する雑誌や学会もなければ(本当?)業績にもならないとあってはしょうが無い。どのみち現今の人文系の学者なんて、大半がサラリーマンなのだから、会社でも眼の前に迫るハードルを飛び越えるくらいしかできないし、やろうとしないのがサラリーマンである。