2018年06月06日に初出の投稿

Last modified: 2018-06-06

やはり一つのテーマに着目していると、初めて分かる事があるものだ。いま、月曜日から続けて、船場センタービルのエスカレータの向きを調べているのだが、登記上の棟(西棟、中央棟、東棟)によって異なるルールで運用していることが分かってきた。或るブログ記事では向きを毎日変えていると書いてあり、それはその通りなのだが、「西棟」つまり10号館だけはエスカレータの向きが東西を向いているので、ここは登り・降りの向きが変わらない。

そして、こういう調査の結果を図で示そうと思って、そのアイコンに使おうとエスカレータの傍に掲げてある「up」「down」というプレートの写真を撮影したのだが、実は色で up / down を区別することはできないということも分かった。なぜなら、このプレートは up だろうと down だろうと北通りに掲げてあるプレートは必ず赤であり、南通りに掲げてあるプレートは必ず空色だからだ。よって、組み合わせでは四種類のプレートがあるため、アイコンの大きさを小さくしても赤と青の違いだけでエスカレータの向きを図示できると思ったのだが、それは無理なのである。

ブログ記事によると、こうした運用は客の流れを均等にしたいという意図でやっていることらしいのだが、はっきり言ってデザインのプロとして言えば利用者を混乱させるだけで逆効果だと思う。着色してある数多くのプレートを順番に見て、赤のプレートを見たら腕を上げて青のプレートを見たら腕を下げるというルールの遊びをご存知だろうか。赤と青が着色してあるプレートの中に、赤なのにわざと「下げる!」などと書かれてある、紛らわしいプレートが含まれていて、それに引っかかる人もいる。それとは逆の状況だが、色が通りの南北を表しておりエスカレータの向きとは「全く関係がない」ということ(先の遊びでは色が重要であり、文字は全く関係がない)を利用者が覚えるまでには、その利用者が常連のように何度も来ていなければいけないが、常連なら色で区別する必要はないし、目的は決まっているのだから逆の通りは歩く必要などない。よって、まだルール(しかも、ビジネスとして言っても全く意味がないルール)が分かっていない人を困惑させるだけのものでしかないのだ。

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