Scribble at 2022-07-26 15:23:47 Last modified: 2022-07-27 12:10:05

ここでは少し前に書いたけれど、Google Maps で「マイマップ」にマーカーをプロットしたら、地名とかランドマークの表示が邪魔になる。とりわけ僕がいま編集している鹿持雅澄関連地図だと、現代の地名や施設名が一緒に表示されることで、便利な場合もあるけれど、概してアナクロな印象の地図になってしまう。八田堰に向かう途中の鹿持雅澄一行が、四国電力の鉄塔を眺めて絶景だと語らっているような体裁になってしまうからだ。でも、だからといって昔のように Google Maps API のアクセス・キーを取得して、自分のサイトで地図を JavaScript で表示し、設定で余計な地名表示やマーカーを削除するかと言われれば、そこまでは考えていない。

もちろん、スキルとして実装できないなどと言っているわけではない。過去には所属企業の所在地を示す地図に Google Maps を採用して、コーポレート・サイトで表示していたこともあるし、当社が運営しているサービス・サイトでは「登録プロ」と呼ばれる個人事業主らの事業所を Google Maps 上でプロットし、サービス・サイトのロゴで作ったオリジナルのマーカーを使ったこともある。

いまそれをやる気にならないのは、もちろん Google の API を使うには、既に現在はクレジット・カードの情報を先に(事実上の人質なり身分証明として)登録しなくてはいけないからだ。たとえ課金されなくても、カード情報とのバーター取引が条件になっている。そして、どちらが損か得かという問題でないのは分かるにしても、僕はこういう商慣行が当たり前のように普及しては困ると思う。クレジット・カードの情報は、そう簡単に他人へ教えるものではない。課金されるわけでもないのに銀行口座やクレジット・カードの情報を渡すというのは、Google 社の玄関口に自分の財布を開いたまま放置するようなものだ。

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