Scribble at 2020-08-12 19:45:00 Last modified: 2020-08-13 11:53:13

書店で見つけて、値段の割に多くの単語を収めてあるので買ってきた。IELTS は TOEFL や TOEIC に比べて更に留学志向の試験となっているため、比較的値段が割高になっている教材が多かったからだ。早速帰ってきて音声をダウンロードしようと思ったら、abceed というアプリケーションをインストールせよと書いてある。そして、このアプリケーションを開くと、まず教材のリストにこの本がぜんぜん掲載されていない。どういう順番やカテゴリーでリストを表示しても出てこないのだ。仕方なく教材を眺めていると、わざわざ検索しないと見つからないという。そこで検索してみると、このアプリケーションは検索方法がいくつかあって、間違った検索方法で探しても目的の教材が出てこない。

もうこの時点で買ったことを後悔し始めたのだが、実際に教材に対応した音声データをダウンロードしてみると、これを Android のファイルマネージャで探しても全くどこにも見当たらない。そもそもアプリケーションのデータ・フォルダらしき名前のフォルダが見つからない。これは音声データだけを抜き取らせないようにしてあるのだろう。アプリケーションの名称や開発会社の名称をフォルダ名に全く使っていないし、Android の data フォルダ内にも見つからず、おそらく特殊な場所に音声ファイルを格納しているのだ。しかも、ファイルマネージャで日付の降順で更新された音声データを検索したり並べなおしても、該当する音声データが全く見つからないので、これも推測だが拡張子を特別なものに変更したり、属性の情報で音声データとして検索できないよう、ヘッダにも特別な細工がしてあり、この abceed というアプリケーションでしか音声として再生できなくしてあるのだろう。

ということで、いまどき MP3 で再利用できない音声データなんて、結局は使いづらいアプリケーションの《部品》でしかないわけであって、もう音声データがない教材として割り切って使おうと思う。ということで、この abceed というアプリケーションはデータごとアンインストールした。