Scribble at 2023-06-16 10:33:22 Last modified: 2023-06-16 10:37:11

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Sequence diagrams, the only good thing UML brought to software development

僕の仕事として、最近は UML のダイアグラムなんて作成するほどの事案はないのだが、もちろんこれまでに何度かは作成したことがある。とは言っても、その半分以上はアリバイ工作とか予算規模を証明するための目くらましみたいなものだ。そもそも、われわれのように優秀な技術者は UML なんてなくてもメモ書きだけでテーブルやクラスの設計はできるし、大半の開発案件なんてそれで十分だ。おまけに、RPF も作れないクライアントに、UML のダイアグラムを読み解く力も動機も意欲もなかろう。したがって、IT ゼネコンの大半がそうであるように、こういうのはそれなしでは正当な報酬を請求できないがための必要悪みたいなものだと見做されている。つまり、UML のドキュメントを何十枚か添付して追加の請求金額を細目に入れて、やっとシステム開発は利益が出るのだとすら言える場合も多いわけである。

もちろん、それは大昔から繰り返されてきたことと同じであり、凡人は見えないものを評価しない(お金を出さない)という、生物種としての認知能力の限界ゆえとすら言っていい原因があるので、それを前提にサービスを考案したり設計したりセールスするほかにないのだ。

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