Scribble at 2023-04-04 10:55:55 Last modified: 2023-04-04 11:10:42

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いちどに数万円の出費が必要になることも多いストレート・レイザーの売り買いにおいては、もちろん商品そのものがデタラメな「模造剃刀」ということもあるが、小売店もデタラメなことをやっていたりする。上記の画面は、Classic Shaving(過去に straightrazor.com というドメインで営業していた)というサイトだが、Reddit や Google Maps に掲載されているレビューは散々なものである。そして、こういうメーカーや職人(剃刀やソープをハンド・メイドで作っていると称する素人ども)と称する人々や小売店について、フォーラムやソーシャル・ブックマークでは警告のためのリストを掲載しているけれど、表面的な恰好だけで剃刀を扱いたいと奮起する頭の弱い連中に限って(若造だけでなく、成金の中年や年寄りにも言える)、そういう情報収集には何の興味もなく、数多くの詐欺師たちに騙されている。

特に剃刀については、"Gold Dollar" という格安の剃刀が中国で製造されており、そして意外に番手の高い石で研ぐと使えるという動画やブログ記事があるため、「初心者向け」として薦める人もいる。有名な小売店の Shave Nation ですら扱っているほどなのだが、実は偽物(中国で中国メーカーの偽物を作っている)が出回っていたり、正規の商品でも出来栄えに当たり外れがあるらしく、初心者に薦めるにはリスキーだという評価が多い。ただ、これはソヴェト連邦時代のヴィンテージの剃刀にも言えることなので、中国だけの問題でもなければ現在だけの問題でもないわけだが。

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