Scribble at 2023-06-01 13:52:35 Last modified: 2023-06-01 17:56:21

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AliExpress で注文していた剃刀が届いた。送料込みで374円という、AliExpress では平凡な価格帯だ。金属製のハンドルとして見るだけなら、もちろん他の有名なメーカーの製品でも原価はこれくらいだろうとは思うのだが、中国が凄いのは日本や欧米なら原価に近いような価格設定で、しかも送料が加算されてすら数百円で国際配達されてくるという事実だ。これでカード決済のリスクや、ぜんぜん違う商品が送られてきたり商品が届かないというリスクすら低ければ、確かに日本の多くのメーカーや小売事業者が立ち行かなくなるのは当然だろう。AliExpress って、僕の自宅までは佐川急便やヤマトが配達してくれるんだけど、彼らのコストって本当に値段に含まれてるんだろうか。

ということで、新しく手に入れたスケールを使って剃ってみた。重量は47グラムていどとされていて、Kazakiri と殆ど同じである。造りは、もちろん個体差があると思うので一般論だとは思わないが、pivot の締め方がかなりきつくて、スケールを回すのに苦労する。右手だけで扱うと、剃っている途中でスケールを動かして開き具合を変えるのが難しいため、取り回しは辛い。これは明らかに減点である。しかし、替刃を装着すると刃(エッジ)の出方が少なくて、実際に剃ると肌当たりが良い。カートリッジの安全剃刀で剃っているときのような安心感がある。これは替刃のせいでもあろう。随分と久しぶりに DORCO の替刃を使ったのだが、これもなかなかいい感じだ。

「髭剃りという工程の UX」というコンセプトについて評価すると、これだけ安いスケールで DORCO の安い替刃を使った割に、なかなか良い印象を受けた。やはり、単純に値段ではないなと思う。

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