Scribble at 2025-06-23 19:55:01 Last modified: 2025-06-23 20:01:20
これは ZDNet のトップ・ページに並んでいる新着記事のリストなんだけど、これスマートフォンで表示してる文字サイズの感覚と同じような文字サイズのままデスクトップのページ・レイアウトに CSS を指定しているんじゃないかと思う。試しに開発者ツールでプロパティを確認すると、font-size: 0.875rem; letter-spacing: 0.05em; という設定だ。ブラウザの幅を狭くしていって、たいていのブレイク・ポイントよりも狭い筈の 400 px 以下にしても、この設定は変わらない。そもそもスタイルを指定しているのが common2023.css というファイルなので、これはデバイスごとに用意しているファイルとは違うベースになるようなファイルだろうから、ここで指定した値がページの幅でオーバーライドされないのだから、あとは UA で切り替えている可能性を考えないといけないが、そういうことまでやっているかどうかは疑わしい。とにかく、デスクトップ版のブラウザで、記事のタイトルだというのに 0.875rem なんていうサイズで指定しているのだから、これは設計のミスだとしか言いようがない。これはもう10年以上も言っていることだが、「モバイル・ファースト」というのはモバイル以外のアクセス方法を無視せよという意味ではないのであって、モバイル版のブラウザで表示するという前提からスタートして設計した画面であろうと、そこで止めてタブレットやパソコンなど勝手に見ておけなどという態度で良い理由などないのだ。
こういう画面の設計では、もちろんこれも使い古された言い訳というものがあって、つまり「一覧性のため」というやつだ。スクロールで1回分の範囲に全てのヘッドラインを表示する一覧性こそ正義であるという理屈にしがみつく人も多い。
もちろん、僕らのようなレベルのデザイナーは、こういうクソ理屈を闇雲に当てはめようとするアマチュアになど従ったり感心したりしない。これも結局は「黄金比であなたも今日から Web デザイナー」とか叫んでいる、頭が空っぽの連中と同じだからだ。どうでもいいけど、日本のウェブ制作業界なんて英検2級(高卒レベル)すらとれないルー大柴以下の連中が大半のくせに、「ウェブ」だけ英語表記するとかキモいからやめて。そもそも、一覧性とか抜かしていながら、実際のトップ・ページをご覧いただければ分かるように、これらのヘッドラインの上には巨大な表示領域があって、意味不明にデカい背景画像とタイトルが3つくらいしか並んでいない。一覧性を邪魔しているとすれば、こういうアダルト・サイトの猿真似みたいなデザインの方だろう。
というか、久しぶりに何度かアクセスしてはみたけれど、あいかわらず上場企業と大企業の営業(この国では「SE」とか呼ばれている三下営業マンのこと)が適当にお喋りしてるようなネタだらけで、中小企業はもちろん、IT ベンチャーの人々にとってすら関係のない、あるいは程度の低い事実上の広告記事ばかりで、やっぱりウンザリさせられる。そもそも日本にまともなレベルの人材が何人いるのかと高笑いされかねない、「CIO」なんていう役職の人間がどれだけいるのだろう。最低でもコンピュータ・サイエンスの博士号は持ってるんだよね? 官僚とか銀行とか IT ゼネコンと一緒にキャバクラ通いしてますみたいな「寝技」しかできない取締役の仕事じゃねーんだよ CIO ってのは。