Scribble at 2025-09-19 16:33:57 Last modified: unmodified

英語の勉強について色々と書いているのだが、やはり基本と言える練習は、多読・多聴だと思う。ディクテーションを見てもらう先生がいれば多く書いたり多く喋って訓練できるわけだが、独習することを想定するなら、自分で適当に書いたことが正しいかどうか分からないまま(つまり相手の反応が分からないのに)やるのはいけない。そういう意味で、最近は AI やアルバイトを使ってオンラインで誰かを相手にして、喋ったり書いたりしたことをチェックしてもらえるのは便利になった。

しかし、その中でも常に大切なのは読んだり聴いたりするインプットである。昔から言われているように、聞き取れない単語を自分で使えるようになるわけがないのであって、これは実は外国語の勉強だけでなく、システム開発でも通じる考え方だ。なぜなら、或る関数やアルゴリズムが実際に使われている事例を眺めて、どういう状況でどう使われているかを理解しない限り、関数の定義や引数などを覚えるだけでは使えるようにならないからである。"code reading" ほどの大規模なプログラムを解析するようなメソッドではなくても、いわゆるサンプル集だとかベスト・プラクティスと呼ばれている書籍を活用するだけでもよい。僕も三十代に PHP を3ヶ月ほどで習得して、月間のユニーク・アクセスが300万くらい(いわゆるページ・ビューなら1,500万ていどのアクセス数になる)のサイトをサーバ管理も含めて担当していた頃があったけれど、やはりサンプルを眺めて具体的にどう書かれているかを知ることは大切だし、素早く身につけるには効果的だ。もちろん、それを参考にして実際にコードを書いて動かさないと意味はない。

僕が、というよりも日本の大学院生に多い話だが、英語で論文を読むのは問題がなくても、英語で口頭の発表をするのが苦手であるのは、まず第一にインプットとしての英語をあまり見聞きしていないからだ。必要なければ英語の論文や本を読むということしかしないので、映画やテレビ・ドラマを観たり、英語のポッドキャストやニューズを聴いたりなどはしないから、自分でも話すのに苦労する。読んで考えるだけなら、相手に英語で話す必要はないから、そういう経験なり訓練が不足しているわけである。なので、何年か前にサイトで登録した情報を使って、ハンガリーのセキュリティ会社がわざわざ国際電話を会社へかけてきたことがある。それに応対したときも、もちろん英語で話すことはできたが、なかなか難しいなと感じた。"Takayuki Kawamoto speaking." と言って電話に出たりするのだが、普段からそんなことを頻繁に喋っているわけでもないから、板についていない。いかにも英会話の本を読んで覚えましたといった体裁のフレーズばかり使うことになる。

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