Scribble at 2020-07-15 22:05:28 Last modified: 2020-07-23 10:53:00

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西暦・干支・和暦がひとめで分かる「かんたん和暦」

Android 用に公開されているアプリケーションで、元号や和暦・西暦を変換したり調べる用途のアプリケーションとしては最も使いやすくて安定していると思う。もともと広告もさほど気にならない表示になっているが、広告を消すかどうかに関わらず500円出して購入してもいいくらいの出来栄えだと思う。インストール件数が「5000+」となっているのは、Google Play で「元号 変換」などと指定しても検索結果で50番目以降と勿体ないタグかキーワードの設定になっているからではないか。「和暦」だけで検索すると、現時点で16番目に出てくるが、どちらかと言えば「平成」とか「令和」というものを「和暦」という体系の名称として記憶している人は少なく、「元号」として知っている人の方が多いと思うので、「元号」というキーワードを優先させた方がいいと思うのだが、もちろん開発者の見識としてアプリケーションのプレゼンスを特に求めないという態度も一つの選択肢としてありうるから、良し悪しの問題ではない。

2018年に初めて使ったときは、ダイヤル式になっている年数の入力方式について、ダイヤルを指で動かしている最中はダイヤル UI の中央に表示される肝心の年数表示が指で隠れて見えなくなってしまうとレビューを書いた。そのあと、アップデートで上記の画像のように年数表示が画面の上部にも一時的に表示されるようになった。そして更に、もう一つコメントで書いていた、数多くの元号一覧を表示するたびに最初の元号からスクロールしていくのは手間がかかるという点についても、アプリケーションを使っているあいだは選択した元号(のリストでの位置)を覚えてくれるようになっていて、非常に使いやすくなっている。この他、人によってはダイヤル式だけではなく西暦の数字をテンキー方式で入力したいという要望はあるかもしれないが、これが有料アプリケーションであったとしても、選択肢の一つとして検討していい満足のゆく水準になっていると思う。

ただし、一つだけ注意したい点がある。和暦を選択して具体的な年をダイヤル式で指定したり変える場合に、ダイヤル式の UI は選んだ和暦の有効範囲でしかダイヤルを回せないようになっているわけだが(つまり平成なら1~31)、和暦のリストで固定した元号からダイヤル式の UI に表示されているほかの元号に変えても、和暦のリストで選んだ元号で許容される年の範囲でしかダイヤルを回せなくなってしまう。つまり、和暦の一覧で「大化」(大化1年から大化6年まで選べる)を設定してダイヤル式の UI に戻ると、大化という元号ではダイヤルの1から6までしか回せないというのはわかるが、そのまま「平成」のボタンをタップして元号を選択しなおしても、回せるダイヤルの範囲は1から6までのままで固定されてしまう(平成なら1から31まで回せるのがユーザとして自然な期待だと思う)。しかもダイヤル式の UI で上にある「ー」「+」のボタン式の UI で「+」をタップしていくと、6まで進めてから更に「+」をタップすると「令和2」となってしまう。実は、逆に「ー」をタップしていって、平成1年から後戻りして昭和にすると、再び平成に戻った時にはダイヤルのスケールが1からもっと増えるのだが・・・今度は平成64年までダイヤルが回せてしまう。うーん。

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