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友岡賛『会計の時代だ―会計と会計士との歴史』(筑摩書房、2006)

これも会計の本だが、全く評価は逆で大変に良く書かれている。テーマを複式簿記、going-concern、会計原則、発生主義、減価償却などに絞って、その歴史的な背景や発生事情を丁寧に解説している。そして、会計・簿記・財務といった分野の通俗書を読んでいる方ならご承知のとおり、この友岡氏と山田真哉氏の著書が出回るようになって、会計の本が或る種のプチ・ブームとなったのだ。この二人には、少なくとも通俗書を多くの人に読ませるだけの力量があったというわけである。そして、本書を読む限りでは書き手としての力量について疑問の余地はない。会計について学ぶときの副読本に勧めてよい一冊だと思う。

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