Scribble at 2026-08-01 21:45:10 Last modified: unmodified

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2026年7月末にAmazonで開かれた社員向け会議で、従業員に「従来のプログラミングからAIモデルの使用へと業務を切り替えようとしたことで、『計画外の支出』が発生した」と伝えられたことが関係者の話から明らかになりました。関係者によると、コストを抑えるためにAIを導入したにもかかわらず、導入は失敗した上でAIコストがプロジェクト予算を860%も超過したそうです。

AmazonでAIのコストが壊滅的なレベルでかさんで予算を860%も超過した事例が報告される、Amazonは「小規模なケースだし2億円は誤差」と反論

AI を業務やプロジェクトへ導入しようとして(あるいは導入して)、予想外のコストがかかったとか、あるいは端的に失敗したという報道は、このところ頻繁に見かける。もちろん、その逆に AI を導入して成功した事例の報道や PR もあって、当然ながら報道や PR などの広報には一定のメディア・リテラシーという距離を置いたスタンスが必要だ。

まず、成功事例の多くは組織自身から公表される場合に、その大半が証拠のない(あるいは統計学的に言って強い証拠とはとても言えない理屈を組み合わせた)宣伝である可能性を疑わなくてはいけない。「成功」と一口に言っても、その判断基準や判定材料の取り方には色々な手法や価値観や対象が設定できる。たとえば、上場企業の新商品キャンペーンのように、テレビ・コマーシャルへジャニタレを使おうと吉本芸人を使おうと電通本社ビルの警備員を連れてこようと、実は売り上げに差なんて殆ど出てこないわけだが、彼らは必死に芸能人や芸人を使ったからこそ効果があったと、反証しようがない既成事実を積み上げるだけで偽の効果を仕立て上げる。また、報道機関の多くはネタがありさえすれば(後で嘘だと分かっても、自分たちは被害者ヅラして情報源の発表側を非難すればいいだけだから)、根拠があろうとなかろうと企業、つまり広告の出稿側が「成功」だと言っているものは黙って報道したりもする。

そして、「失敗」もまた色々な基準や価値観によって判断されうるから、もともと経営側が成功だと思っていても労働組合側にとっては失敗だと言えるような施策は多いし、組合が存在しない殆どの会社においても、社長を除くすべての従業員が「失敗」だと思っているのに、銀行などへの体裁としては「成功」として語られるような事例も多々あろう。多々あろう。多々あろう(もちろん、これは当てつけである)。

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