Scribble at 2025-07-26 21:51:17 Last modified: 2025-07-27 09:41:55

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新聞だろうと大学だろうと、あるいは将棋連盟の公式サイトだろうと、とにかくウェブの広告は出鱈目なものが大量に掲載されていて、正直なところ掲載しているサイトの運営者は知っていながら放置しているとしか思えない。いつもウェブ制作のプロとして言っていることだが、自分たちで立案したり依頼したり制作したり運営している、自分たちのサイトへアクセスすらしない人々という問題は、20年前からずっとあって、しかるに制作会社によっては工数削減のための「伝統」と化している場合すらある。もちろん、そんな「伝統」があるのは場末のインチキな「ホームページ屋」だったり、あるいは特定の業界で業界知識や付き合いのある事業者との馴れ合いで飯を食っている、いわゆる「業界ゴロのウェブ制作会社」だ。たとえば、建設業界とか美容業界には、マンションや整形のサイトしかデザインできないデザイナーやライターがいて、そういう制作会社では入社してくるクリエイターを業界知識でロック・インしてしまう。僕がかつて働いていた天満橋にある某ウェブ制作会社も、宝塚歌劇団に関する情報や知識だけをオタクかと思うような分量や精度で身につけるように求められたりした。本当に、過去から現在に至る在籍者どころか、席次まで覚えよと言われたわけである(もちろん、有能な人間が限られた時間や才能をキワモノ芸能の知識など覚えるのに浪費できるわけがないので、さっさとそういう会社は数ヶ月で辞めさせてもらったが)。

些事はともかくとして、自分たちで制作したり運営しているサイトに一度でもアクセスすれば、自分たちのコンテンツとして掲載している広告がどんなものであるかは一目瞭然のはずである。上のスクリーンショットは『読売新聞』のサイトに掲載されている一部の広告だが、まさか新聞社に在籍していながら、広告だけは自分たちのサイトに掲載されていようと無関係だなどと真顔で言えるほど厚顔無恥ではあるまい。

それはそうと、このところ SNS でも「IQ テスト」系の広告は大流行しているようだが、リンク先に行くほど馬鹿でも暇でもないから事情はわからないのだが、いったいどういう目的で広告を掲載しているのだろう。一社が出稿しているとは限らないが、それでも全体として相当な費用を広告に費やしていることになる。一定の IQ を超えると勧誘されるという知能指数の高い人々がつくっている団体もあるというが、そんな団体なり会員が国家どころか何か些細なプロジェクトのためにすらなにかを成し遂げた事実など一つもない。たとえば、そういう会に所属していると言われている(そして、たいていは本人が宣伝して回っている)なんどかジェイソンとかいう外人芸人風情などは、ただ単に金儲けのアイデアを書籍にして販売し、自分自身の私腹を肥やしているにすぎない。結局、初歩的な生存バイアス(杜撰か愚かな育て方でも有能な人間は生き残る)に陥っている「東大生を育てた母」とかが経験談を本にして売り歩いているのと同じで、IQ がどれだけ高くて計算や推論が素早く得意であろうと、僕のような哲学者に言わせれば、そういう連中の多くは「計算が早いだけのバカ」だし、「推論が素早いだけの人でなし」である。

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