Scribble at 2026-02-05 07:13:55 Last modified: 2026-02-05 07:15:48
Adobeが「Adobe Animateの販売を2026年3月1日で終了する」という発表を撤回し、引き続きメンテナンスモードとして継続提供していく方針を明らかにしました。
僕は僅かな例外を除けば、Flash で仕事をしたことがない。なので、この一件はまったく対岸の火事と言って良い。
それはそうと、5年前にサポートが終了するどころかクライアント(要するにブラウザが起動する Flash Player)での実行がブロックすらされたコンテンツを、2026年になっても作り続けている実務家がいる理由は、あまり知られていないと思う。だが現在でも、映像編集での出力用ツール(MP4 などとして出力する)として使われたり、あるいはパチンコ業界で映像演出の部品を制作するために Adobe Animate が使われているという。恐らく後者はパチンコ業界なので知ったことではないが、前者は制作工程に収まっている扱い方だろうから、なかなか他のソフトウェアや処理に置き換えるのは難しいはずだ。
これは、画像編集についても似たようなことが言える。Photoshop や Illustrator より、かつて Adobe が買収するまえの Macromedia がリリースしていた Fireworks というソフトは、僕の連れ合いも含めて愛用者が多かったのだが、Adobe はさっさと提供を止めてしまった。しかし、いちど慣れた操作や機能で使い始めると効率の問題もあるわけで、なかなか新しいソフトウェアで習熟し直すのは難しいし、そもそもその必要性が感じられなければなおさら移行は困難である。なので、あれやこれやと(パソコンそのものを古いまま使ってまで)昔のソフトを使い続ける人もいる。調べると、Fireworks 3.0 を現在も Windows の互換モードで使っている人がいるようだ。
もちろん、致命的な脆弱性が無い限り、こういうツールを使い続けることも Right to Repair と着想を同じくするスタンスの一種として議論できるかもしれない。