Scribble at 2021-07-16 10:27:06 Last modified: 2021-07-16 10:36:34

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2001年にはてなが誕生してから20年が経ちました。このコーナーでは、創業メンバーである取締役 サービス・システム開発本部長の大西(id:onishi)とともに、はてなの歴史を振り返りましょう。

二十年振り返り はてな年表

当サイトのページが「はてぶ」から一定のアクセスを受けたことはあったが、僕自身は Hatena のユーザではないため、はっきり言って何の感慨もない。でも、一般論として事業体が20年の節目を迎えるのは大したものであるし、いまや Hatena は上場企業の一つでもある。サービス設計、ネットワークとサーバ構築、それからシステム開発のプロの技術者の一人として、僕はここのサービスや記事から知見を得たことは〈ただの一度もない〉のだが(巡回してもいないし、そもそも Hatena の記事って10年以上も前から Google どころか Bing や DuckDuckGo ですら検索結果に出てこない)、それでも何らかの影響が東アジアの僻地にあったのだろうとは思う。それ以外のことは何のコメントもない。

ああ、情報セキュリティ・マネジメントのプロとしてなら、なんだっけ、piyokango とかなんとか(綴りは忘れた)いうセキュリティ事故の雑なまとめページを作ってる人のページは何度か見たことがある。そこからリンクをたどるという意味で〈使った〉ことは全く無いが。数多くのリンクが並べられているため「詳細な調査結果」だと誤解する人は多いと思うのだが、実務家として言えば、日本語以外のリソースが無視されていることが多いし、日本語でもアカデミックな成果が軽視されていて、また時間を考慮して見るとフォロー・アップも甘い。つまり、体系的な知見や素養がある人間から見れば、表面的なリンクの数など本質的ではないのであって、実は横にも縦にも「雑」なのだ。日本の「ジャーナリズム」というレベルでなら標準的な成果として評価してもいいとは思うが、僕は実務家である前に哲学者なので、国内という基準に価値があるとは思っていない。

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