Scribble at 2021-07-16 15:03:55 Last modified: 2021-07-16 15:08:20

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20-time Grammy winning guitarist and composer Pat Metheny proudly presents his new classical recording "Road to the Sun". The full album features 2 new Metheny compositions performed by Jason Vieaux and the Los Angeles Guitar Quartet.

Pat Metheny - Road to the Sun (About the Album)

Pat Metheny の新譜ということで、YouTube の公式チャネルに公開されている曲を聴いてみた。ついでに他の曲も聴いてると、"Road to the Sun" というアルバムを自分で紹介している短い動画があったから眺めてみた。随分と老けた印象があるけれど、いまでも精力的に仕事を続けているのは大したものである。

彼の family name は日本だとたいてい「メセニー」と表記されるが、この動画で本人の発音を聞けばすぐに分かるとおり、実際は「マシーニー」と言っているし、アクセントも「シ」にあることが分かる。もちろん、PHILSCI.INFO で哲学者の名前の発音について書いたことがあるように、こういうことは母国語でどう発音しているかを正確に表記することには限界があるし、実際のところそんな必要はなく、しょせん言語というものは母国語を使う人々の必要に応じて外国語など綴りや発音、それから意味ですら改変されてしまうものだし、それを当の外国語を母国語とする人々が止めることはできず、またそんな権利もないのである。

だからといって、英語を「外来語は日本語だ」と言い張ってデタラメに使って良いと言っているわけではない。なぜなら、日本の官僚を始めとする受験秀才の成れの果てが法令や施策提言で使うように、言葉のデタラメな運用というものは、その大半が概念のデタラメな扱いに端を発しており、それはつまり物事をデタラメに理解し考えているということだからだ。デタラメな理解によってデタラメに言葉を使う凡人同士で微妙に誤解しながら「コミュニケーション」とやらを続けているだけでも幸せに過ごせるなら勝手にすればいいが、他人を巻き込んでもらっては困るし、デタラメに言葉を使っていない者がそんなことを強要されるいわれはない。

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