Scribble at 2021-12-17 08:13:56 Last modified: 2021-12-17 10:16:35

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約 3 秒だけのための Reset ボタンを押して下さい、またはライトまで消えます。

工場出荷時のデフォルト設定に WAP125 および WAP581 をリブートし、リセットして下さい

現在、弊社では本社の執務エリアが無線 LAN だけの運用となっているため、無線の電波が弱いエリアに AP を追加したい。既にネットワーク機器は幾つか買ったものがあるから、これを活用しない手はない。しかし、いま使っているメインのルータと AP である LINKSYS Velop は、同じネットワーク内に別会社のルータをブリッジ接続すると、どうも挙動がおかしくなるらしい。そのため、やはり或る時点では根元にまともなルータを据えて、Velop は一つのノードとしてぶら下げて運用し、別のセグメントに他社のルータをブリッジ接続した方がいいらしい。というわけで、一時期だけ使っていた Cisco の WAP-125 という小規模事業者用のルータを、まず自宅のネットワークに再び繋いで設定の練習をすることにした。

もちろん、一度は設定したことがあるため、全くの未経験ではない。しかし前回はコマンドなんて全く使わずに家庭用のルータみたいに扱ったから、細かい設定はぜんぜん知らない間に繋がっていた。そこで、今回は自宅で丁寧に調べてみようというわけである。ブリッジ接続なら、自宅のネットワーク環境がおかしくなることは、仕組みから言って普通はないはずだ。LINKSYS Velop の環境では、そもそも「メッシュ Wi-Fi」という特殊な組み方なので、何らかの問題があるのだろう。ということで、いま自宅でブリッジ接続して AP として使っているネットワーク機器に WAP-125 をカスケードして繋げたところである。リセットして起動したいので、Cisco のサイトで・・・

なんだこれは。英語からの自動翻訳だろうか。「約 3 秒だけのための Reset ボタンを押して下さい、またはライトまで消えます。」英語(原語)のページを見ると "Press the Reset button for about three seconds only, or until the lights go off."(約3秒のあいだだけ、もしくはランプが消えるまでリセット・ボタンを押してください。)となっている。意味としては推し量れなくもないが、やや分かりにくい。こんなことくらい、日本の翻訳会社に発注して莫大な費用をかけなくても、日本の支社に調整を任せたらいいだけではないのか。調整で原語からニュアンスが変わるリスクよりも、自動翻訳でおかしな内容で伝わることによる PL 法違反のリスクの方が大きいと思うのだが、なんでこれほどの会社がこんな杜撰なことをするのか。そんなに金がないのか、あるいは日本のユーザなんてどうでもいいのか。

[2021-12-17] 1時間ほど弄くり回して、ファームウェアのアップデートとか、管理画面へのアクセスとか(工場出荷時に戻した筈が、会社で設定したパスワードが残っていた。なぜだ)して、改めてネットワークを設定してみた。しかし 2.4GHz はともかく 5GHz で繋がらないし、スマートフォンの近くに置いているにも関わらず、2.4GHz で接続すると即座に既存の無線ルータに接続を奪われてしまう(そちらは 5GHz だからだろうか)。あと、これにもターミナルからアクセスしてコマンドを打ったりできるようだけど、こんなショボいルータの操作で Cisco のコマンドを覚えたくらいでは CCNA のような資格試験はおろか、ネットワークの原理的な知識など身につかないし、本格的なネットワーク機器を試しに使うというだけのことであれば、GNS3 のように高度なシミュレーションのソフトウェアが出ているので、そちらを使うほうがいいだろう。

というわけで、この機器は来週に会社へ再び持っていって廃棄処分の対象に加える。Cisco FindIT までインストールしたのだが、期待外れであった。

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