Scribble at 2021-12-15 13:06:10 Last modified: unmodified

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スマートフォンの充電端子は、1年も経過すれば接触不良を起こすようになるらしい。寝床でケーブルを挿したままにしても、朝になってスマートフォンを復帰させたら、電池が逆に34%まで減っていたという事例もある。

対策としては幾つかあるようだが、まずワイヤレス充電は本体が対応していなければ使えない。僕が使っている SHARP AQUOS zero2 (SHV47) は未対応だ。次に紹介されることが多いのは、マグネット式の充電ケーブルを使うというものだ。端子に充電用のコネクタを挿したままにしておき、ケーブルとはマグネットで接続するという仕組みである。しかし、コネクタの着脱による端子部分の摩耗には対策となるにしても、問題はケーブルをコネクタから取り外すときに(ケーブルをまっすぐ外すとコネクタも一緒に外れてしまうので)〈脱落〉させるような外し方をする必要があることだ。こんなことを繰り返せば、磁石で接合しているコネクタが一緒に引っ張られて本体の端子部分に内部でおかしな力が加わるため、余計に本体内部の端子部分の半田や接合箇所が損傷しやすくなるのではないか。僕には、とても長期に渡って安全な使い方ができる部品だとは思えない。

なので、充電端子が〈バカになる〉という不具合を防ぐには、そもそも端子を使わないというワイヤレス充電が最も安全な対策ではあるものの、もちろんこれだと端子自体が不要という話にもなる。物理的に作ったものを何度も擦り合わせるような動作を加え続けて、摩耗したり劣化しないなどということはあり得ないため、その劣化を少しでも遅らせるためにできることと言えば、マグネット式の充電ケーブルを使うとしても、スマートフォンの端子に差し込むコネクタを・・・それこそボンドで固定してしまうくらいしかないだろう。

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