Scribble at 2022-10-24 15:52:41 Last modified: 2022-10-25 09:02:51

"DevOps" という言葉は日本でもたびたび IT ジャーナリストやコンサルが振り回してきた言葉ではあるが、その正確な意味合いも実態も不明のまま、そろそろ消えつつあると言ってよい。僕も、「僕のようなデザインからサーバ構築やサイトの運営まで担当する何でも屋」というくらいの意味でしか使っていないわけだが、なんだかんだ言ってもウェブにまつわる丸投げ先というていどのものでしかないし、"DevOps" だからといって僕の給料が上がった試しなど前職全ての企業において一例もなかった。要はウェブ制作やネット・ベンチャーや IT 業界におけるジェネラリスト、つまりは SE などと同種の総合職みたいなものだと思われていたため、あらゆる分野において中途半端なスキルしかない便利な小間使いといった受け止められ方しかされていなかったのが実情であろう。

実際に DevOps を自称してる連中なんて、それを凌駕するわれわれのような真のジェネラリストからすればカスみたいなものでしかない。すべてのジャンルにおいて素人に毛が生えた程度の知識、経験、技術しかないのだ。よって、上記の記事でも言われているようにスケールしないし、いやエンジニアやオペレータとしてどころか、その手の連中は企業人・会社員としてすらスケールも成長もしないのが実態だと言ってもいい。よって、旧来の建築事務所やデザイン事務所や CAD オフィスで延々と下働きをしている「薄給の天使たち」と同じく、今度は DevOps などと煽てられているヤローどもが業界の奴隷として定位置を与えられたというわけである。