2022年06月30日に初出の投稿

Last modified: 2022-06-30

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Oxford University Press の VSI (Very Short Introductions) という叢書は、1995年から始まって、既に700冊に迫る数のタイトルが出ている。日本でも岩波書店、勁草書房、丸善出版、すばる舎などから出版社が得意とするジャンルに応じて数冊が翻訳されてきた。すばる舎がどういう趣旨で「ベリー・ショート・イントロダクション」と名付けたシリーズを「全5巻」などと勝手に宣伝しているのかは知らないが、カタカナで表記したからといって VSI と同じ言葉を使うのは不適切だろう。どのみち日本の出版社のことだから Oxford University Press に仁義も切らないで営業が勝手に「マーケティング手法」として暴走してるんだろう。

日本語話者として言わせてもらえば、こういう場合は「全5巻」ではなく(すばる舎が VSI の訳本の出版を5冊で終えるかどうかは、はっきり言ってどうでもいいことだ)、「5巻セット」と表記すれば何の問題もないのだ。この程度の簡単なことすら誤解の余地なく簡単に日本語で表記できないのだから、およそ翻訳を査読する力もない編集部なのだろう。ここの本は買う気がしない。おまけに装丁が、岩波から出ていた訳本の装丁と酷似してるし。岩波から許可を得てるわけでもないなら、どうなってるんだと言いたい。

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