Scribble at 2022-09-06 08:11:22 Last modified: 2022-09-06 08:14:10

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基本語重視、使いやすさにもこだわった新版。

6年ぶりの新版では、『ライトハウス』の主な利用者が高校生・初級学習者であることを考えて従来の記述を見直し、収録する項目を厳選(収録項目の総数は約35000)、よりハンディに。訳語の並び順に沿って用例を配列するよう努めるなど、細かな改良も施した。紙面レイアウトの刷新や『ライトハウス和英』では初の試みとなる「語義の一覧」の採用によって、さらに見やすく引きやすく、以前にも増して英語学習者の心強い味方となる一冊。

ライトハウス和英辞典<第5版>

先日から始めたことがある。当サイトで公開している「英語の勉強について」という論説へ、和英辞典不要論に反駁する議論を追加したのはご承知かと思う。その中で展開した議論を繰り返すと、和英辞典を使おうが使うまいが、要は英語で何を為したかが重要であり、道具の是非を語るだけで済ませるのは、要するにどこの大学へ入ったかだけが重要だと語るような国家官僚や新橋のサラリーマンと同じ、無能の屁理屈というものである。よって、和英辞典を十分に活用しておくのは、そういう議論を展開する人間の責任であろう。もちろん、これから僕が当サイトや PHILSCI.INFO で公開する成果だとか、あるいは電子書籍として発行する予定の著作物とか、いやそれだけではなく僕自身の仕事や生活に何らかの価値があるとして、それが和英辞典を有効に使ったからであると言いうるかどうかは分からない。しかし、和英辞典を単に使うだけではなく、それなりの頻度で使ってみない限り、有効だったと僕自身が納得できるわけでもなかろう。

そういうことで始めたのが、いわゆる shame note を作ることである。shame note というのは、英語教育で知られた松本亨氏が著書で紹介されていた単語集のことであり、目にしてはいても身についていない言葉(何度か辞書を引いたのに覚えられないという意味で「恥」なのだろう。初見の単語を知らないことは、別に恥でも何でもないからだ)を集めたノートのことだ。これを、「あ」から順番に、つまりは片っ端から書き出していこうというわけである。もちろん、知っている単語は無視するから、これまでの実績からすると、僕の語彙ではだいたい1ページに2つか3つくらいは知らない単語が出てくるくらいの頻度になっている。そして、使うのは上記の『ライトハウス和英辞典<第5版>』である。これを選んだ理由の一つは、見出し語の数が25,000語となっており、単純に全ての見出し語に対応する単語を覚えたら自分の語彙が25,000語を超えると期待できる(当然、この辞典に収録されていない単語、とりわけ IT 関連や哲学関連の用語などを知っている筈だからだ)。他にもウィズダムやオーレックスといった中型の和英辞典を持っているのだが、それらは収録語数が多くて1年ていどの学習でも終わらないため、簡単に言うとゲームで言う「虚無感」が生じてしまう。逆に言えば、この辞書(約1,400ページ)を1年で終わらせたいので、毎日4ページずつ取り組むこととした。

五十の手習いである。でも、その手習いですら、何割かの物書きやプロパーを凌駕する成果を上げる役には立つと思うがね。

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