Scribble at 2020-04-28 10:10:45 Last modified: 2020-04-28 13:01:06

Quitting Caffeine

このところ年中行事のように、医学や栄養学から有効性のあるなしを議論している商品が二つある。チョコレートとコーヒーだ。採り過ぎるとよろしくはないということくらい、大人なら誰でも分かってはいると思うのだが、「適量」はどのていどなのか、いやそもそも適量を摂取して本当に何か効果があるのか。本当は避けたほうがいいのではないか。いまのところ、個々人の経験談を膨大に積み上げていっているだけであるというのが実情だろう。長期的な疫学調査が実施されたわけでもなく、そしてその結果を説明する生化学や分子生物学としての理論やまともな仮説があるわけでもない。しょせんは、毒にも薬にもならないといったていどのことかもしれない話題を躍起になって喋っているというのが実情ではないのか。確かに、これで否定的な結果が出たら、産出国を牛耳る巨大資本から街の小さなコーヒー・ショップに至る産業界の全体に関わるため、些細な研究結果でも肯定的・否定的のどちらであれ大袈裟に取り上げたくなるのは分かるが、僕には針小棒大な気がしている。

上記の記事を書いている人物は、カフェインを断つと耳鳴りが改善されるとか、あるいはゲノム解析してもらうとカフェイン中毒の傾向があったという事情でやめたらしい。ちなみに彼が利用した 23andme というゲノム解析サービスは市場の急激な縮小により15%の社員を今年の初めにレイオフしている。まぁ、1回利用したら二度と使わないから当たり前だ。それに、官公庁では高度なプライバシー情報の漏洩につながるとして、民間のこうしたゲノム解析を利用しないよう通達しているというから、それなりの懸念は現実にあるのだろう。それはそうと、実際にコーヒーを辞めた結果、"Unfortunately, I experienced no improvement to my tinnitus" ということで、耳鳴りの改善には寄与しなかったようだ。

僕は、子供の頃は缶コーヒーや紅茶の甘いものをよく飲んでいたと思う。どちらかと言えば高校までは紅茶を飲む方が多かったように思うのだが、20代以降は毎日のようにコーヒーを飲むようになった。だいたい、三食の後と、寝る前、それから日中に3杯前後を採っていて、会社にいるときはスティックの Brendy、自宅でも粉の Brendy を飲んでいる。それから、会社から自宅へ戻る途中にコンビニエンス・ストアでパンとペットボトルのコーヒーを買って、大阪城公園で休憩するときに飲むことがある。さほど頻繁に飲んでいるという自覚はなく、カフェイン中毒とまでは言えないと思うのだが、なんにしても水分はよく採るようにしたいので、コーヒーを飲むことには固執していないから代わりにミネラル・ウォーターでもいいと言えばいい。実際、一時期は3年くらい前から流行し始めたレモン味の水とかを飲んでいた時期もあるのだが、実はあれの大半が結構な量の砂糖が入っているということがわかり、すぐにやめてしまった。いまでは糖分が入っていないものもあるらしいから、また決めて飲むのもいいだろう。あれの方がペットボトルの緑茶よりも安いし。

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