2021年11月20日に初出の投稿

Last modified: 2021-11-20

『萬葉集古義』全31巻がヤフオクで1,000円の初値からオークションが開始されている。出品から二日ほど経過しているが、入札は3人で、現在の入札額(最高額)は1,200円という。正直なところ、かなり値段は高いものの、吉川弘文館からきちんとした現代の印刷物として手に入る本なのだから、いくら安くても無理に手に入れる必要のないものだ。真偽が分からず、内容もちゃんと読めるかどうかもはっきりしないのであれば、なおさらであろう。

もちろん鹿持雅澄の主著と言ってよい著作であるから、何らかの仕方で手に取る値打ちはあろうと思うが、『万葉集』そのものについても、いまから熱心に読んだり調べたりするほどの意欲も時間もない。それに加えて、そもそも僕が鹿持雅澄に関心を持っているのは、万葉集の研究者という具体的な業績についてではなく、限られたリソースや時間を工夫して成果を為した、いわば〈学術〉についてである。そして、こういう点で学ぶべきことがあれば、たとえば当人が国粋主義者だろうと保守反動の祖だろうと関係ないのである。

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