Scribble at 2020-10-22 11:39:24 Last modified: 2020-10-23 13:01:52

某外食産業で役員をやっている(TBS の番組にも出ていた)人物からたどって、高校の同級生が使っている Facebook のアカウントを30人くらいは見つけている。もちろん、丁寧に調べたら(繋がっていて、繋がり自体が公開されている限り)もっと他にも辿れるとは思うのだが、はっきり言って全員が Facebook をまともに使っていないため、これではかつての「ゆびとま」とか mixi と同じである。そもそも、SNS なんてなかった時代ですら、進学や就職でバラバラになった同級生が付き合いを維持する方が珍しいし、多くの人たちは寧ろ人間関係を「リセット」できることにこそ喜んでいたりするものだ。そういう中でも、親友と言いうる人物が二人ほどいて、もう年賀状くらいでしか連絡はしていないものの、全く関係が切れたわけでもないという事実は、ありがたいものだと思うべきなのだろう。

他にも、僕らの世代はパソコンでオンライン・サービスを利用するようになった2000年代前半というと、だいたい30歳を超えていて、一からパソコンやオンライン・サービスに慣れるのは難しい人もいたと思う。僕や数人の友人は中学の頃から8ビット・コンピュータを使っていたりワープロを使っていたので、その延長で Windows や Mac や Linux を使うだけのことだから造作もないが、そういう経験が欠落している人々がコンピュータを仕事でも常用する環境へ即座に対応できるかどうかは疑問がある。そんなわけで、僕らを含めた50代以上の世代で Facebook や Twitter を積極的に利用している人は、かなり少ないだろう。そもそもオンラインでのプレゼンスが必要な境遇にもないだろうし、情報を発信したいという意欲もなかろうと思う。

Facebook で同級生が更新している様子を見ていると、だいたい2013年とか2014年くらいで更新が止まっているのが大半で、Facebook のアカウントを作るだけでプレゼンスや営業の役に立つとか名刺代わりになるとか、デタラメなことを言うコンサルがたくさんいたころに使い始めたことが分かる。もちろん、そんなわけがない。もともとコンテンツなり能力を持っていない人間が SNS にプレゼンスを確保して適当なコメントや写真を投稿したていどのことで営業の役になどたつものか。そして、もともと有名だったり才能がある人間は、結局のところ SNS など無くても仕事が入ってくるものなのだ。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Twitter Facebook