Scribble at 2025-01-09 14:04:01 Last modified: 2025-01-10 08:11:02
ファイルの保管用として外付けの HDD を手に入れた。まだ 2 TB だと SSD では手が出ないので、このていどが1万円くらいで買える HDD は、大容量の手軽なストレージとして、まだ現役であろう。品質も向上していて、最低でも5年は使えるのだから、ひょっとすると光学メディアに保存するよりも手軽で耐久性が高いかもしれない。RAID 1 にはしていないが、ソフトウェアで3時間毎に他の NAS にコピーしているので、それなりに耐障害性は担保してある。まぁ自宅が南海トラフ地震とかで倒壊したらデータの保存は深刻なダメージを受けるかもしれないが、本当に大事なデータ類(KeePass のデータベース・ファイルや ssh の秘密鍵など)は OneDrive へも置いてあるから、それも対策済だ。
ということで、音楽データや大量の PDF などを新しい外付け HDD にコピーしてみたら、このように約 400 GB に収まってしまっている。当然だが、他にも色々なファイルは置けるのだが、ひとまずデータとして普段から利用しているものに限って言えば 500 GB 弱の容量で足りるということになる。これでも PDF の書籍や論文が合計で5万点を超える(たぶん書籍の PDF はどれほど英文の速読ができても、一生かかったって読みきれない)し、音楽ファイルも数千個はある。そして、これからも増えていくのだろうけど、恐らくは10年かそこらでこれだけの量であるから、僕が PDF やら音楽ファイルやらで本を読んだり音楽を聴くのに利用できる分量なんて、これから死ぬまでせいぜい30年として考えても、たかだがこれの3倍ていど、つまり合計で 2 TB くらいが限度だろうと思う。しかも、それは読もうと読むまいと機械的に PDF をダウンロードした末の結果であって、そんなことをする意味があるのかという気もするので、恐らく現実には 1 TB を超えるかどうかといったところで終わるのだろう。
つまり、個人として必要な情報の量としては 1 TB のストレージがあれば事足りるわけであり、これを安全にバックアップしたりコピーしながら使っていればいいのであって、4 TB だの 8 TB だのという大容量のストレージを個人として必要とするようにはなるまいと思う。もちろん、これに生成 AI の画像を加えたら更に多くの容量は必要となるだろうが、そんなもん幾らでも吐き出せるものを幾らでも保管したってしょうがない。それに、ああしたものは生成する際のパラメータをテキストで保存しておけば、おおよそ似たような画像を改めて生成できるわけなので、生成した画像ファイルそのものを保管する必要なんてないんだよね。
とまぁ、そんなことなので、クラウド・ストレージを利用するとしても、せいぜい 1 TB か 2 TB の運用料金だけを想定しておけばいいので、いまだとたいていのサービスで年間に2万円ていどの予算で利用できる。これが高いかどうかはともかく、クラウド・ストレージとローカルの HDD だけあれば、他にバックアップ用のストレージをぞろぞろとパソコンにぶら下げなくてもいいと言えばいいわけである。