Scribble at 2021-01-19 09:25:32 Last modified: unmodified

ふたたび Google One を契約した。今度は 100 GB のストレージとしている。そもそもは無料プランの 15 GB の大半を使っているわけでもなく、いまではせいぜい 4 GB ていどの利用にとどまっている。いっときは、会社で保存したウェブ・ページを自宅の Firefox(の Scrapbook アドオン)でインポートするとか、会社でダウンロードした PDF ファイルを自宅でダウンロードするとか、そういう一時的なファイル共有を目的として、一時的に多くのストレージ容量を使ったこともあった。けれど現在は会社に行ってない(当社は既に就業規則で1週間に2日だけ出社すればいいし、更に緊急事態宣言の昨今では原則としてリモート・ワークを推奨されている)ため、クラウド・ストレージ・サービスは単に自宅マシンのバックアップ用途に使っている状況だ。

それでも、この MarkupDancing や PHILSCI.INFO といったウェブサイトのソースコードだとか、電子署名の鍵ファイルや Keepass Password Safe のデータベース・ファイルなどをバックアップするために長らく使ってきた運用実績からすると、この先も Google がオンライン・ストレージ・サービスを継続する限りはバックアップ先としての運用を当て込んでもよいだろう。そういうわけで、月額250円のプランを継続して、せめて 100 GB ていどに収まるくらいのファイルはバックアップしておくようにしたい。

ただし、二つだけ注釈しておきたい。まず、一昨年の12月に有料プランへ変更して Google One を使い始めたのを9月に止めた直接の原因は、PayPal での決済ができなくなったからだった(というか PayPal が三井住友銀行との連携を危険と判断して停止し、2021年に入った現在も復旧していない)。よって、今回は Google Pay で決済し、Google Pay には au 決済を連携させて、au の料金に含めて銀行口座から振替えてもらうようにした。au と銀行との連携がどちらかの技術的、あるいは財務的な問題で切れてしまうような事態になると、そもそもオンライン・ストレージどころの話ではなくなるわけだし(電話できなくなったり、銀行が潰れるという話だからだ)、Google が au 決済との連携を切ってしまう事態も、Google と au とでは直接の競合ではないため、考えにくい。

それからもう一つは、何をどれだけ入れておくかだ。100 GB の容量になれば、恐らくバックアップしたり、あるいは他のデバイスでも開く予定があるファイル、あるいは会社でも(全く出社しなくなるわけではないのだから)開く予定があるファイルを共有することだろう。もちろん、無理にそういう使い方をする必要はない。Google Drive には Dropbox の「スマートシンク」みたいに、ローカルにはショートカットだけを残してファイルのペイロード(実体あるいはファイルの本体データ)をリモート・ストレージへ保存するような機能がないため、リモート・ストレージと同期するように指定したフォルダへ入れたファイルは、ローカル・マシンのストレージ容量をそのまま消費してしまう。よって、ローカルにも全く同じだけのストレージ容量が必要なので、100 GB と言えばいまとなっては些細なストレージ・サイズと言えるが、1本で 500 kB ていどの論文が 100 GB のストレージには単純計算で20万本も入るのだし、きちんと計画して保管したり整理しないと、そこへファイルを置くことが当たり前になってしまってはいけない。いざ何らかの事情で、ファイルを移動したり整理し直すときになって混乱したり手間が増えることは望んでいない。100 GB だと 25 GB の Blu-Ray メディアを4枚は使うのだから、1年の終わりにバックアップとして ISO ファイルにアーカイブ(「圧縮」という意味ではない)してからメディアへ焼くとしても、Blu-Ray ディスクを4枚も焼くのはそれなりに時間がかかるので、デタラメな保管の仕方は無駄が大きい。100 GB を使い切るようなつもりでファイルを無造作に入れていくのはアホだろう。

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