2022年06月29日に初出の投稿

Last modified: 2022-06-29

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A difficult-to-read licence plate number will stand out, putting the owner at risk. Similarly, TE half-measures could make users more easily identifiable.

Two types of privacy

「プライバシー」を二つに分類するというアイデアはたいして面白くもないのだが、この記事で紹介されている xkcd のイラストが伝えるレッスンは興味深い。いわゆる PET (privacy enhanced technology) を高度に組み込む際の落とし穴にも通じるからだ。

上記のイラストを説明すると、「僕が発行してもらったライセンス・プレートを見てよ」「1I1-III1 かい?」「当たり!」…「僕のライセンス番号を正確に覚えられる人なんていない筈だ!」「これでどんな罪でも犯せるぞ!」「それは、間違いなさそうだ」…暫くして…「あのコソ泥のライセンス・プレートは、1だったかそんな文字ばかりだったよ」「ああ、じゃあ『あいつ』が犯人だな!」「彼の住所は、確かパトカーに付箋で貼ってたわ」というわけである。判別し辛い文字列だが、逆に目立つ単純さゆえにプロファイルされて住所を既に割り出されてしまっているという皮肉だ。

これは、ライセンスの番号が "1I1-III1" であろうと "11I-1I11" であろうと "1II-I1I1" であろうと何でもいいわけであり、「すべて1に見える文字ばかり」でライセンス・プレートを作っている人物のグループ全体が同じように容疑者として不当にあつかわれてしまうという、「グループ・プライバシー」にかかわる事例だ。何らかの特徴をもつ集団が個々のメンバーの特徴は全て違うのに、或る点では同じであるというだけで一括して不当に扱われる理由になってしまう。もちろん、ご承知のとおり部落差別や在日外国人差別や出身都道府県差別や性差別といった、色々な差別が似たような構造をもっている。

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