Scribble at 2024-05-14 18:04:24 Last modified: 2024-05-14 18:06:59
蔵書の整理を兼ねて、これまで関心をもって書籍を集めて読んできた幾つかのテーマについては、これ以上の情報収集や勉強を放棄することとした。既に古本の話を書いた時に述べた通り、
・シルクロード、玄奘三蔵
・海ごみ、海洋汚染、マイクロ・プラスチック
これらについては既読の蔵書(あるいは未読でも)を売り払うこととした。
そして、これらに加えて既読の高校数学の参考書も整理する。それこそ代ゼミのテキストから『大学への数学』や『解法のテクニック』などという古典的な参考書に至るまで、殆ど塾の講師も務まるくらいの蔵書があるけれど、これをいくらやり込んでみてもしょうがない。もう老い先短い身としては、どんどん先に進んで学部以上の数学も復習したり新しく学ぶ必要があるので、いつまでも大学入試の問題が解ける解けないというレベルでこだわっているのは、或る意味で無責任というものだ。正直、高校数学が100点満点で解けるくらいのことで社会的な責任は果たせないのであって、たとえ80点や70点であろうと先に進まないとどうしようもない。ということで、基本的な公式集を除けば高校数学の本は全て売却して、今年からは学部レベル以上の数学を復習するなり、先に進んで学ぶことにしたい。
それから、他にも幾つか放棄するテーマや話題はある。たとえば、船場センタービルについては、その歴史的な経緯を、役人の回顧的な対談記録だとか、当時の市長であった中馬 馨氏の評伝などを丁寧に読んでまとめようと思っていたし、更には都市計画や土地区画整理、それから大阪の空襲も資料として色々と集めていたのだが、どうもこう当事者である入居者について思い入れが持てないというか、いまだに大阪の中心街で商売してるといった妄想にあぐらをかいて、ロクなマーケティングも経営改善もやってないように思えるんだよな。企業の部長として言わせてもらうけど。なので、もともと当サイトの記事で書いていたように、建築物や土木工事の成果としては興味があるけれど、そこで入居してる事業者や管理団体とかには何の興味も沸かなかったし、いまでもそうだ。確かに、帰宅する途中で古本屋に立ち寄ったりダイソーで買い物することもあるが、そんなもん船場センタービルだからこそ立ち寄っているわけでもない。ということで、関連する記事を公開してから6年ほど経過する中で、神戸大の後輩が一人だけ質問のメールをくれたので、全く無意味なことをしていたわけではなかったと思うのだが、これ以上の知的・時間的・コスト的なリソースを僕がこの話題に傾けるのは浪費だと思う。